IKKOさんが読者のお悩みに真剣アンサー! 「人間関係の断捨離って必要でしょうか?」
IKKOさんに聞きたい! 心の持ち方Q&A
MAQUIA読者からのリアルなお悩みに、IKKOさんからアドバイスをいただきました。心の持ち方について、愛溢れるお言葉を胸に留めて 【写真】19歳・美容師 住み込み時代のIKKOさん
美容家・IKKOさん
1962年1月20日生まれ。福岡県出身。美容師を経て、ヘアメイクとして独立。その後美容家の活動のほか、タレント活動でも老若男女に愛される。「雅冬炎」として書道家としても活躍中。
[笑顔が不自然に] Q 笑顔がいつも素敵だな、と思っています。逆にいつも笑顔だからこそ、本当のところは?と思ってしまいます。私は笑顔が貼り付いているときや偽物の笑顔のときがあるのですが、IKKOさんもそんなときはあるのでしょうか。(女性・37歳・とらねこのふりしたくろねこ) A 苦しいときにその気持ちをストレートに出してしまうと、人は去って行ってしまうと思うんです。苦しくても辛くても、「前向きな笑顔でいなければ福が逃げていってしまう」と思って笑っていれば、それは嘘の笑顔ではないじゃない? 努力を伴っているから。どんなときも悲観せず、できるだけ明るい笑顔でいるようにしています。 [人間関係を整えたい] Q 年齢を重ねていくと、人間関係の断捨離って必要でしょうか? コロナが始まってから本当に私にとって必要な人間関係について考えるようになりました。年を重ねると人と知り合う事も若いときよりも少なくなるので。(女性・49歳・専業主婦・瑠璃) A 人間関係の断捨離は必要です。若い頃と同じように人付き合いをしていたら大変。付き合いが多ければ多いほど出費も重なるしね。断捨離というと横着に聞こえてしまうけれど、今は本当に大切にしたい人、通常の生活で差し障りなく付き合える人をひっくるめて最小限に留めるようにしています。自分が大変なときに影を潜めている人がもしあなたの周りにいるとしたら、それはきっと必要のない人。悲しいとき、うまくいかないときに側にいてくれる人なのかどうか。そこがポイントじゃないかしら? 目先の付き合いで判断せず、落ち込んだときに寄り添ってくれた人を大切にね。 [人生のチョイス] Q このままずっとサラリーマンを続け、ほとんどの時間を仕事に費すことが幸せかどうかわからなくなりました。贅沢な悩みですが、もっと人生に張り合いや、指針、自分の道を見つけていきたいです。IKKOさん、改めて、好きなことの見つけ方、幸せな人生の歩み方を教えてください。(女性・42歳・会社員・ぽぽ) A 仕事にまい進するのはすごくいいことだと私は思います。今の仕事を失ったらこれまでの座席も失うということ。もう元の生活には戻れないということをまずは考えるべき。どんなに忙しくても30分でも1時間でも時間は作れるはず。移動中だってスマホで調べ物ができる時代だし、本だって読める。休憩中や食事の間だってうまく使えば30分くらいはあるんじゃないかしら。上手に隙間を見つけて、その時間を有効に活用することができれば、自分の道や幸せがはっきりと見えてくるはずです。 MAQUIA 5月号 撮影/富田眞光〈vale.〉 ヘア/きくち好美 メイク/高場佑子 着付け/森合里恵 取材・文/通山奈津子 構成/萩原有紀(MAQUIA)