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観光・宿泊施設 待望の再開 感謝を胸に接客準備

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北日本新聞

 新型コロナウイルスの感染拡大による県の外出自粛要請が解除されたことなどを受け、県内では多くの観光・宿泊施設が6月1日に営業を再開する。31日は、久しぶりに客を迎えられる喜びと感謝を胸に、従業員らがオープン準備に汗を流した。 (中島慎吾、石黒航大)  政府の緊急事態宣言は5月25日に全て解除され、県の外出自粛・休業要請のレベルも同29日から大幅に緩和された「ステージ1」に移行。県境をまたぐ移動の自粛要請は続いているものの、県内の観光地では6月1日から再開の動きが出ている。  氷見市宇波の旅館「うみあかり」は4月18日から休館していたが、営業再開を決めた。感染対策として、チェックインの際などは書面で必要事項を伝え、客との対面時間を減らすほか、バイキング形式での食事の提供を取りやめる。  31日は、清掃スタッフが浴場の脱衣所にあるかごや、レストランのいすなどを丁寧にふいて消毒した。スタッフの垣内由美子さんは「手間が掛かるが安全には代えられない」。正水祐子支配人は「経験のないことばかりで戸惑いもある」としながら、「緊張の糸を切らさず営業していきたい」と気を引き締めた。

 「久しぶりにお客さまが来ると思うと心に染みる。今まで以上に感謝して運営したい」。黒部市宇奈月温泉の旅館、サン柳亭の運営会社の佐々木駿社長は感慨を込めた。6月1日は約1カ月半ぶりの営業となる。  1日から黒部峡谷鉄道のトロッコ電車の運行が始まるものの、感染拡大防止のため、当面は宿泊を1日6組に制限する。31日は客室の清掃などを行った。  例年30万人が訪れるイベント「となみチューリップフェア」が中止となった砺波市では、チューリップ四季彩館が営業を再開する。  チューリップの花を通年展示する施設で、31日は職員が館内点検や感染防止対策に取り組んだ。グッズ販売所では市観光協会の職員2人が陳列してある商品の状況を点検し、レジには飛沫(ひまつ)防止用のアクリル板を設置した。  同協会特産販売課の山崎暁さんは「フェアは中止となったが、気持ちを切り替えて『チューリップの砺波』をアピールしていきたい」と語った。

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