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目の前でHDDを破壊、パソコン買い替え時に注目の安心サービスとは - 古田雄介の家電トレンド通信

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マイナビニュース

2019年12月に発覚して世間を騒がせた、ハードディスク(HDD)の転売・情報流出事件。問題の発覚以降、HDDを安全に処分したいというニーズが高まっています。「HDD破壊サービス」を提供しているビックカメラに、サービスの詳細や状況を取材しました。 【写真】HDDの破壊に使用している「CrushBox DB-25II」 SSDやフィーチャーフォンの破壊にも対応 同店がHDDの破壊に使用しているのは、キング・テックが製造している「CrushBox DB-25II」。フロントの挿入口にHDDをセットすると、複数の杭が横から出てきてHDDを貫通し、物理的に破壊する仕組みになっています。ものの10数秒で処理が完了し、穴が空いたHDDのデータは二度と読み出せなくなります。サービスを受け付けるカウンターでは、依頼者の目の前での処理にも応じているとのことです。 挿入口から入れられるサイズならば、ほかの電子機器を破壊することもできます。CrushBox DBの仕様を見ると、2.5/3.5インチHDDのほかに5インチMOやZipディスク、携帯電話などの破壊にも対応していると明記してあります。ビックカメラでも、2.5インチのHDDやSSD、バッテリーが外せるタイプの折り畳み携帯電話の破壊に応じてくれるそうです。 「バッテリーを破壊してしまうと火災のリスクがあるので、スマホは非対応とさせていただいております。Surfaceシリーズのようにストレージが本体から取り出せない機器も、CrushBox DBにセットできないのと、バッテリーの発火リスクの両面から受け付けていません」 6TB以上の大容量HDDのなかには、内部にヘリウムガスを充填していて回転するディスクの抵抗を軽減しているものがありますが、そちらは通常通り対応できるそうです。 破壊できない機器は「託す」「自力で頑張る」 破壊サービスが利用できないタイプのSSDやデジタル機器は、確実に消去作業をしてくれる信頼できる業者のサービスに託すか、自力で完全消去を施すことになります。 藤岡氏は「中古で値が付かないような古い機種でも、我々のカウンターで引き取って処分することもできますし、スマホならば通信キャリアの下取りサービスに出す手もあります」といいます。 ある程度の買い取り金額が期待できる製品を下取りに出すならば、できるだけ高く買い取ってもらいたいもの。パソコンを手放す場合に買い取り金額を上げるコツも教えてもらいました。 パソコンで特に減額率が高いのはACアダプターと電源コード。できる限りセットで持ち込もう。 天板などにあとから貼り付けたシールは、ていねいにはがして持ち込むのがベター。シールは割と大きな減額対象になりやすい。 リカバリーをかけて工場出荷時の状態に戻すのがベター。パスワードがかかっていると査定できないこともある。 消去サービスに頼らず、自力でデータ復元の可能性をなくすには、市販のデータ完全消去ソフトを利用したり、Windows標準の「cipher」コマンドでランダムなデータを上書きするのも有効です。環境が許せば、普段から暗号化を設定しておく手もあります。 スマホは、最近の機種ならば内蔵ストレージが標準で暗号化されているので、標準の手順に従ってフォーマットすれば復元されるリスクはほとんどなくなると考えられます。ただし、「おサイフケータイ」などの情報はSSDではなくFelicaチップに保存されているので、そちらの初期化を忘れないようにしましょう。

古田雄介

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