中日・高松 俊足で1軍駆け上がる! フェニックスLで内野安打、盗塁も積極的「思い切りスタートを」
◇みやざきフェニックス・リーグ 西武2ー0中日(南郷) 中日・高松渡内野手(21)が9日、みやざきフェニックス・リーグの西武戦(南郷)に「2番・二塁」でスタメン出場。俊足を生かして内野安打を放った。 弱点を補うのはこの男だ。3年目の高松が50メートル5秒8の俊足を生かし、5回に遊撃内野安打。二塁の守りでも、5回2死で駒月の一、二塁間のゴロに追いつく美技を見せた。 「フライを上げるのは意味がないので、できるだけライナーを打つ意識でいます」 フェニックス2試合で6打数3安打の打率5割。この日は二盗に失敗したが、8日の日本ハム戦(ひむか)では二盗、三盗を立て続けに成功。「出塁と盗塁がテーマ。思い切りスタートを切るようにしている」という意識改革が生きている。 今季は公式戦開幕を控えた6月に1軍昇格。ヤクルトとの練習試合(神宮)で本塁打を放つなど成長の跡を見せたが、公式戦出場はなし。1軍のチーム盗塁数は31。俊足を生かせれば来季1軍のチャンスは十分ある。 この日は1回に送りバントを成功。「きれいに転がせば自分もセーフになる」。貪欲に持ち味を出し、1軍のイスを狙う。
中日スポーツ