トリノ・ダービーはドロー決着…ユヴェントスがC・ロナウド弾で追いつく
セリエA第29節が3日に行われ、トリノとユヴェントスが対戦した。 ユヴェントスとトリノのダービーマッチが行われた。ユヴェントスは前節のベネヴェント戦に痛恨の敗戦を喫しており、暫定で5位につけている。トリノは17位と低迷しており、残留に向け勝ち点を落とせないところだ。試合はトリノのホームで行われた。なお、ユヴェントスのFWパウロ・ディバラ、MFウェストン・マケニー、MFアルトゥールは新型コロナウイルスの規律違反により招集外となっている。 立ち上がりから主導権を握るユヴェントスが試合を動かした。13分、フェデリコ・キエーザが浮き球でエリア内のアルバロ・モラタに縦パスを入れ、落としを受けると、そのままスピードに乗ってファーストタッチで相手ディフェンダーを交わし、左足で相手GKの股を抜くシュートを決めた。 しかし、トリノは27分、同点弾を奪う。27分、エリア手前からロランド・マンドラゴラが左足で強烈なミドルシュートを放つと、GKヴォイチェフ・シュチェスニーはこれを弾き出すことができず。こぼれたボールをアントニオ・サナブリアがヘディングで押し込み、同点とした。 後半へ折り返したトリノが早々に逆転弾を奪う。46分、サナブリアがデヤン・クルゼフスキの後方へのパスをカットすると、そのままエリア内左に侵入して左足を振り抜く。低い弾道のボールはゴール左に突き刺さった。ユヴェントスは53分、右サイドからカットインしたクルゼフスキがクロスを上げると、クリスティアーノ・ロナウドが打点の高いヘディングで合わせる。しかし、GKの好セーブに阻まれる。 ユヴェントスは79分、クリスティアーノ・ロナウドがユヴェントスがヘディングでゴールネットを揺らす。一時はオフサイドかと思われたが、VAR判定の結果、ゴールが認められた。 試合はこのまま終了。一時は逆転を許したユヴェントスだったが、クリスティアーノ・ロナウドの終盤の同点弾で追いつき、ドローで試合を終えた。トリノは6年ぶりのダービー勝利を逃した。 次節、トリノは10日にアウェイでウディネーゼと対戦。ユヴェントスは7日に延期分の第3節が予定されており、ホームでナポリと対戦する。 【スコア】 トリノ 2-2 ユヴェントス 【得点者】 0-1 13分 フェデリコ・キエーザ(ユヴェントス) 1-1 27分 アントニオ・サナブリア(トリノ) 2-1 46分 アントニオ・サナブリア(トリノ) 2-2 79分 クリスティアーノ・ロナウド(ユヴェントス)
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