“社会にある母親像”に対して「夫婦で闘おう」と言い続けてくれた夫はスーパーマン
AERAの連載「はたらく夫婦カンケイ」では、ある共働き夫婦の出会いから結婚までの道のり、結婚後の家計や家事分担など、それぞれの視点から見た夫婦の関係を紹介します。AERA 2024年12月2日号では、パナソニックホールディングスの四十住祐介さんとジャズベーシストの大塚恵さん夫婦について取り上げました。 【写真】この夫婦の写真をもっと見る * * * 夫34歳、妻32歳で結婚、10歳、7歳、5歳の子どもと5人暮らし。 【出会いは?】前職ボッシュの同期。 【結婚までの道のりは?】出会いから1年半ほどして付き合ったが1週間で別れる。その後、何度か交際と別れを繰り返し、最初の交際から5年後、妻の関西移住を機に結婚。 【家事や家計の分担は?】特に決めていないが、家事全般を平日は妻、週末は夫が担当。財布は一緒。 夫 四十住祐介[46]パナソニックホールディングス 会社員 あいずみ・ゆうすけ◆1978年、富山県生まれ。2006年に東北大学大学院工学研究科博士課程修了後、ボッシュに入社。10年にパナソニックに入り、燃料電池技術部部長を経てパナソニックホールディングス出向中(経営戦略部門インテリジェンスGrメガトレンドユニット) 前職の同期でよく飲んだり、野球をしたりして遊んでいました。妻はいつも全力で楽しんでいて、そこに惹かれました。でも何度も振られているので、いまだに振られる夢を見ます(笑)。 前職の頃、妻は「エンジニアの仕事にのめり込めない」と悩んでいて、演奏する彼女を見ていても「音楽の方が絶対に輝ける」と感じていました。演奏活動ができている今は、夜遅くなったり週末に家にいなかったりする時があってもいいから思い切りやったらいいやん、と思っています。 家族で映画を見たり、夫婦であれこれディスカッションしたりしているときに「結婚してよかったな」と思います。妻が社会と繋がっていられるように私も家事育児をやるし、部下にはせめて3カ月は育休を取るよう勧めています。 いつも楽しく、元気でいてくれてありがとう。家族で行ったお蕎麦屋さんで、白髪のご夫妻が昼間から日本酒を飲んでいたのが素敵でした。将来はああいう風になれたらいいね。