【一挙プレビュー】金Jは浦和と広島が激突。その他、湘南vs横浜FM、横浜FCvs徳島などが組まれ、国立ではI神戸と浦和Lが対戦する |Jリーグ&WEリーグ
5月13日(金)~5月15日(日)に開催されるJリーグとWEリーグの試合プレビューを一挙に紹介。J1リーグが9試合、J2リーグが10試合、J3リーグが9試合、WEリーグが5試合開催される。
5月13日(金) 19:30 浦和レッズ vs サンフレッチェ広島(J1) 浦和はACL明け初戦の前節もドローに終わり、4試合連続の引き分け。FWキャスパー・ユンカー、DF酒井宏樹といった主力が離脱している中、ホームで浮上のきっかけをつかめるか。ACLでチームトップの5得点を挙げたMF松尾佑介にはホーム初ゴールの期待がかかる。 対する広島は首位の鹿島アントラーズを3-0で破り、J1通算400勝を達成。球際のバトルで圧倒し、[3-5-2]の新システムが機能したことも大きな収穫だった。今節もMF藤井智也、MF満田誠の快速ウインガーを中心に、縦に速い攻撃から多くのチャンスを構築したい。 5月14日(土) 14:00 ジュビロ磐田 vs FC東京(J1) 磐田はFWファビアン・ゴンザレスが絶好調。ここ4試合はすべて途中出場から3得点を挙げており、今節は満を持して初先発の可能性も考えられる。一方、この2連敗中はいずれも前半で複数失点を許しているだけに、守備の再建が連敗ストップのカギを握りそうだ。 FC東京も2連敗中。ただ、前節は初先発となったDF岡崎慎がアピールに成功し、負傷者続出の最終ラインの起用にメドが立ったことは大きい。そして、今節はFWディエゴ・オリヴェイラに注目。前節初めて先発から外れたエースに7試合ぶりのゴールは生まれるか。 14:00 名古屋グランパス vs セレッソ大阪(J1) 名古屋は6試合未勝利。前節もCKから先制したが、自慢の堅守が崩れて逆転負けを喫した。その中で現状、頼みの綱となっているのがFWマテウス・カストロ。ここまでチームの半数以上の得点に絡んでいる10番は、その左足で約1ヶ月ぶりの勝利をもたらせるか。 一方、C大阪は4試合ぶりの勝利。負傷交代となったGKキム・ジンヒョンの状態は気がかりだが、DF毎熊晟矢が2ゴールの活躍を見せたことは明るい材料だ。次節にはガンバ大阪との“大阪ダービー”が控えており、今節で今季初の連勝を飾って勢いに乗りたい。 14:00 京都サンガFC vs 清水エスパルス(J1) 京都はFWピーター・ウタカが得点ランキングトップの8ゴール。38歳を迎えた今季もここまでチームで唯一全試合に先発を続けるなど、衰えを感じさせないプレーを続けている。チームは現在3試合勝利がないだけに、古巣戦となる今節もネットを揺らしたい。 清水は川崎フロンターレに敗れ、連勝とはならず。前節こそ完封負けに終わったが、FWチアゴ・サンタナが先発に復帰したここ3試合は計6得点とチームとして攻撃の迫力を取り戻しつつある。J1では2010年以来となる対戦を制し、再び上昇気流を生み出したい。 14:00 ヴァンフォーレ甲府 vs レノファ山口FC(J2) 前節栃木SCとの激戦をスコアレスドローで終えた7位の甲府は、ここ3試合続けて完封勝利を収めているホームに戻っての一戦。甲府と2ポイント差の11位・山口は今季まだアウェイで白星がないが、待望の3ポイントを獲得して上位争いに食い込んでいきたい。 14:00 V・ファーレン長崎 vs 大宮アルディージャ(J2) 試合を支配する時間こそ長かったものの、ベガルタ仙台の決定力に屈した長崎。ここ6試合は勝ちと負けを交互に繰り返しているが、混戦の中位集団から抜け出せるか。3戦負けなしと上昇傾向にあった中で前節が中止になった大宮は、中9日の試合で良い流れを継続できるか注目だ。 14:00 大分トリニータ vs ロアッソ熊本(J2) 大分は前節、敗色濃厚だった終了間際にDFペレイラが起死回生の同点弾。勝点1をポジティブに捉えて九州ダービーに臨む。対する熊本はホームで最下位のFC琉球に敗れ、連勝がストップ。今季わずか1敗と好成績を残しているアウェイゲームで仕切り直しといきたい。 14:00 AC長野パルセイロ・レディース vs ノジマステラ神奈川相模原 2試合連続でウノゼロの勝利を飾ったAC長野は今季ホーム最終戦。過去2試合に引き続き、サポーターの心強い後押しを受けて3連勝を達成できるか。対するN相模原は前節I神戸に敗れ、優勝の瞬間を目の前で見届けることに。この悔しさをバネに今季3勝目を狙う。 15:00 鹿島アントラーズ vs 北海道コンサドーレ札幌(J1) 鹿島は0-3と完敗を喫し、4試合ぶりの敗戦。首位こそキープしているが、背後にはACLから帰ってきた川崎フロンターレと横浜F・マリノスが迫っており、ホームで連敗は避けたい。ここまで先発を固定気味に戦ってきただけに、今節は指揮官の人選にも注目が集まる。 札幌は5戦連続の無失点と守備が安定。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督がJ1通算500試合目の指揮を執った前節はCKから挙げたゴールを守り抜き、ウノゼロ勝利を飾った。さらなる上位進出を目指す中、首位チームとのアウェイゲームは今後の試金石となり得る一戦だ。 15:00 ヴィッセル神戸 vs サガン鳥栖(J1) 神戸は開幕11試合未勝利とまさかの序盤戦に。前節は前半に退場者を出したことで試合の流れが一変してしまっただけに、8戦無敗と相性の良いカードで仕切り直しを図る。MFアンドレス・イニエスタの戦線復帰も追い風に、ホームで待望の1勝を挙げられるか。 対する鳥栖はMF堀米勇輝が鮮やかな直接FKを沈め、1-0で勝利。オフシーズンの低評価を覆し、ここまでは5位と見事な戦いを披露している。苦手としていたアウェイゲームでも現在2連勝中と強さを見せており、今節も運動量で相手を上回り主導権を握りたい。 15:00 東京ヴェルディ vs 水戸ホーリーホック(J2) 前節はアルビレックス新潟に敗れたものの、ハーフタイムの4枚代えから一時は3点差を追いついた東京V。MF新井瑞希を中心に攻撃陣は2試合連続の3得点と迫力十分だ。一方の水戸は前節GK山口瑠伊が再三の好セーブで勝点1獲得に貢献。無失点で終えた手応えを携え、アウェイ2勝目を狙う。 16:00 川崎フロンターレ vs アビスパ福岡(J1) 川崎FはACL明けの初戦で2-0と完勝。グループステージ敗退のショックから立ち直り、今節は1ヶ月ぶりのホームゲームに臨む。福岡は昨季の対戦でシーズン初黒星を喫し、無敗記録を「42」で止められた因縁の相手。王者にとって、今節は必勝のリベンジマッチだ。 福岡はここまで複数失点が一度のみとリーグ最小タイの失点数を記録。前節は10人の相手を崩し切れなかったものの、今節も堅守速攻という武器を生かしたい。昨季の対戦でゴラッソを沈めたMFジョルディ・クルークスにはこの試合でも同様の活躍が期待される。 16:00 湘南ベルマーレ vs 横浜F・マリノス(J1) 湘南は前半に退場者を出しながらも勝点1を獲得。ここまでは1勝と降格圏に低迷しているが、前節の粘り強さを今節につなげたい。キーマンはFW町野修斗。前々節に負ったケガの具合が気がかりだが、プロキャリアを踏み出した古巣との対戦でネットを揺らせるか。 横浜FMはFWアンデルソン・ロペスの決勝ゴールで逆転勝利。前半でMF岩田智輝、FWエウベルが負傷交代を強いられたものの、ACL明けの初戦で勝負強さを示すことができた。今節はメンバー変更が予想されるが、“神奈川ダービー”を制して首位の背中を追いたい。 16:00 INAC神戸レオネッサ vs 三菱重工浦和レッズレディース WEリーグ初となる国立競技場開催で、初代女王に輝いたI神戸と2位が確定した浦和が激突する。優勝の原動力となった堅牢な守備を誇るI神戸に対し、リーグ最多得点の浦和もここ4試合で12得点と破壊力は抜群。聖地で行われる特別な一戦、制するのは果たしてどちらか。 19:00 柏レイソル vs ガンバ大阪(J1) 柏は前節、FW森海渡がリーグ初先発。2ゴールを決めた前々節のような活躍とはいかなかったものの、FW細谷真大との“アカデミー出身2トップ”は今後に向けて期待感を残した。ホームでは第6節以来の勝利を目指す今節も、若手ストライカーたちの活躍に要注目だ。 対するG大阪はヴィッセル神戸との“関西ダービー”を2-0で制し、6試合ぶりの勝利。3試合ノーゴールが続いていた中で、DFクォン・ギョンウォンが加入後初得点をマークした。高卒ルーキーのMF中村仁郎も存在感を放っており、今節は待望のJ1初ゴールを狙う。 19:00 FC琉球 vs 栃木SC(J2) 琉球は前節FW草野侑己の4戦連発となる先制ゴールから、立て続けに追加点を奪って11試合ぶりの勝利。最下位脱出に向けて今節はホーム初勝利が求められる。対する栃木は、過去2試合を教訓にしっかりと試合をクローズした前節のドローを前向きに捉えて敵地に乗り込みたい。