台湾与党議員、自民青年局と会談 高官の相互訪問促進法の制定など巡り交流
(台北中央社)訪日中の与党・民進党の立法委員(国会議員)らは4日、自民党本部で小倉将信青年局長らと会談し、台湾の環太平洋経済連携協定(TPP)加入や高官の相互訪問を促進する米国の「台湾旅行法」のような法律の制定などについて話し合った。 訪日しているのは、超党派議員連盟「亜東国会議員友好協会」の郭国文(かくこくぶん)会長、何志偉副会長、張廖万堅委員、林楚茵委員ら。会談前には安倍晋三元首相の記帳台で記帳し、弔意を示した。 小倉氏は、今年5月の台湾訪問について、有意義な交流ができたと指摘。「自由や民主主義を愛する青年議員として台湾の友人にこれからもしっかりと寄り添っていかなければならない」とあいさつした。 郭氏は、日本版「台湾旅行法」の制定について、外交安全保障の概念だと強調。TPPは経済安全保障の概念だとし、2つの保障によって、台日関係は将来、恋人同士のようになれると語った。 会談では台日間で半導体産業の交流が進んでいることにも言及。郭氏は台日間で相互補完関係ができているとし、さらなる緊密な結び付きに期待を寄せた。 (楊明珠/編集:齊藤啓介)