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なぜ「風の谷のナウシカ」を歌舞伎に? 尾上菊之助が語った“答え”は…

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BuzzFeed Japan

新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」(12月6日~25日公演)の製作発表会見が9月30日、東京・帝国ホテルで開かれた。 【画像】ポニョ、ラピュタ、魔女宅…ジブリのごはんを再現した写真が最高に美味しそう 会見には、歌舞伎化を提案し自らもナウシカを演じる尾上菊之助、クシャナ役の中村七之助、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーらが登壇。制作の経緯や意気込みについて語った。【BuzzFeed Japan / 吉川慧】

みんな驚いた「ナウシカ」歌舞伎化のニュース

松竹が「風の谷のナウシカ」の歌舞伎化を発表したのは2018年の12月のことだった。「どういうこと…?」「一体、どうやって…?」。ニュースは驚きを持って受け止められた。 原作漫画の『風の谷のナウシカ』は、1982年にアニメージュで連載がスタート。以来、足掛け13年をかけて完結した超大作だ。1984年には宮崎監督自身の手で映画になった。 連載がはじまり映画化もされた当時、世界は東西冷戦の真っ只中。日本はバブル経済への道を進もうとしていた矢先だった。 そんな時代、宮崎監督は戦争で文明が破壊され、「不毛の地」となった地球と、その地球の救世主となる少女「ナウシカ」を描いた。 舞台設定について、原作ではこう説明されている。 <ユーラシア大陸の西のはずれに発生した産業文明は数百年のうちに全世界に広まり巨大産業社会を形成するに至った。大地の富をうばいとり大気をけがし、生命体をも意のままに造り変える巨大産業文明は1000年後に絶頂期に達しやがて急激な衰退をむかえることになった。 「火の7日間」と呼ばれる戦争によって都市群は有毒物質をまき散らして崩壊し、複雑高度化した技術体系は失われ地表のほとんどは不毛の地と化したのである。その後産業文明は再建されることなく永いたそがれの時代を人類は生きることになった。 (宮崎駿「風の谷のナウシカ 1―アニメージュコミックスワイド判、徳間書店」)> 人間と自然、文明の発展と環境破壊、そして大量破壊兵器。この物語は、人間が自然とどう向えば良いのかという永遠のテーマを問うている。

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