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唯一無二に生きる! マットとミッツ・マングローブのスペシャル対談

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ハーパーズ バザー・オンライン

 もはや社会現象となった「Matt化」。ついには、誰でも簡単にMatt化できる加工アプリまで登場した。しかしMatt化が社会に認知されるまでは、批判や炎上も多かったという。 【動画】Mattのルーツを探る! ビューティ業界を揺さぶる新たな美の基準 そんななか、早くからMattの存在に注目し、昨年12月に自身の連載で「2019年の顔・オブ・ザ・イヤーは、Mattさんです」(週刊朝日12月20日号)と言い切ったのは、ドラァグクイーンでデビューし、タレントとして活躍するミッツ・マングローブだ。従来の価値観を超え、新しい表現方法を見いだしたふたりの初対談を公開。

ミッツ・マングローブ(以下、ミッツ): 意外だけれど私たち、初めましてですね。 Matt: そうなんですよね。でも、ありがとうございます! 年末に書いていただいたコラムを読んで、ものすごくうれしくて、とってもお会いしたかったんです。「2019 年の顔・オブ・ザ・イヤー」だなんて、ものすごく光栄で。しかも書いてあることが、どうして僕の気持ちをこんなにも知っているの!?って、驚いてしまいました。 ミッツ: あら、読んでくれたんですね。こちらこそ、うれしいです。そうだ、まずMattさん? Mattくん? なんて呼んだらいいですか? Matt: Mattでいいですよ。名前というかアイコンというか、記号のようなものなので。 ミッツ: そうね、そういう部分は私の名前と同じ(笑)。でも初対面だから、慣れるまではMattさんでいいかしら。でもね、本当に初めてMattさんを見た時、衝撃でした。もちろん、いい意味でね。メイクアップということでいえば、私たちドラァグクイーンもメイクをするでしょ。もちろん、Mattさんとは違う、サファリパーク的なメイクだけど(笑)。 Matt: おかしい! サファリパークだなんて(笑)。そんなことないですよ、すごくキレイにメイクされているのに。 ミッツ: いいですよ、お世辞は(笑)。でもね、サファリパークなメイクでも、10年ぐらい前から私みたいな人間がテレビにもたくさん出るようになって、徐々に認知されてきたでしょ。それなりに時間もかかっているし、その陰には見えない涙もあったけれど、ある種“オネエ枠”というジャンルができたことで、世間が容認してくれたというか、認知された部分があった。 でもね、Mattさんは、誰もしていない過度な加工という表現をひとりで貫き通した。なんて強いんだろうって。コラムにも書かせてもらったけれど、“孤高の戦士”だと思ったの。 Matt: 確かに最初はキワモノ扱いで、ひどいこともたくさん言われました。SNSのDMで“子どもの教育に悪い”とか“気持ち悪いから死んで”“テレビに出ないで”なんて送ってくる人もいましたね……。 ミッツ: なにそれ! 想像はできるけれど“教育に悪い”とか言う人ほど、教育の本質をわかってないと思う。本当に大きなお世話。でもそういう批判があっても、まるで世間の声に逆行するようにMatt化を高めていったってところがあるでしょ? Matt: ひどい書き込みには、怖いなと思う部分もありました。でも自分がしたい表現を、人のためにやめなくちゃいけない理由がわからなくて。人と同じであることを求める人もいるけれど、自分はそういったものに幼い頃から興味がなかったですね。 目標になる人はいますか?とよく聞かれるんだけど、誰かを目標にするとその人を超えられなくなると思うんですね。自分は自分でしかないし、自分がおもしろいと思った世界観を大事にしたいというか。これが自分だから“Mattがイヤ”と言われても、ごめんなさい、でも仕方ないんです、としか思いませんでした。

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