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「パラサイト 半地下の家族」でアカデミー賞最多4部門受賞!今だから観たい現代社会を抉るポン・ジュノ ワールド

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キネマ旬報WEB

今や世界が認める映画監督となったポン・ジュノ。アカデミー賞を筆頭に、多くの映画賞を席巻して話題となった、半地下に住む失業中の家族と、対照的な裕福な一家の悲喜劇を描いた「パラサイト 半地下の家族」を始めとする、現代社会に鋭く切り込む監督作をご紹介します。

1.映画「パラサイト 半地下の家族」

映画「パラサイト 半地下の家族」のあらすじ アジア人初の作品賞受賞を始め、アカデミー賞4 部門受賞という快挙を成し遂げたポン・ジュノ監督によるサスペンス。半地下住居に暮らす全員失業中の4人家族。ある日、息子のギウは友人から紹介され、高台の豪邸に住む一家の長女の家庭教師として働き始めることに。次第に一家の信頼を得たギウは、次々に家族を招き入れていくが……。

映画「パラサイト 半地下の家族」の見どころ 過酷な格差社会をユーモアに包み極上のエンタメに昇華 天と地ほどの生活格差があるふた組の家族の寄生(パラサイト)関係を描き、現在進行形の分断した現代社会に警鐘を鳴らすと評判の問題作。しかし、強烈な格差社会が舞台でありながら、底辺に暮らす家族のしたたかさ、結束力をユーモラスに描き、彼らが高台の富裕家族に入り込んでいく様子は悲壮感など微塵もなく、共感を持って楽しませてくれる。終盤、怒涛の展開が待ち受け物語は思わぬ決着を見せるが、最後はじわっと考えさせられてしまう、奥深き人間ドラマ。

2.映画「スノーピアサー」

映画「スノーピアサー」の見どころ 格差社会の縮図と言える列車内の未体験ディストピア 氷河期の近未来の地球を舞台に、人類が唯一生存する列車内の下層階級による反乱を描く、フランスのコミックが原作のSFアクション。列車内での強烈な格差、熾烈な闘争の流血と氷に覆われた外界の美しさなど、明確な対比も目を引く構成に、荒唐無稽な物語を力づくで見せる手腕はさすがの一言。ソン・ガンホ、クリス・エヴァンス、ティルダ・スウィントンなど、米韓豪華キャストの出演も見どころ。

3.映画「グエムル 漢江の怪物」

映画「グエムル 漢江の怪物」の見どころ 怪物にさらわれた娘の救出のため奮闘する家族の熱い絆 在韓米軍が廃棄した薬品によって変異した怪物に、娘をさらわれた家族が決死の救出を図るモンスターパニック。これまでの作品から一転、CGを駆使したモンスターが暴れまわるエンタメ作であるが、娘の救出に奔走する家族を軸に、米軍が自国に及ぼす力や底辺の生活にあえぐ人々を描くなど、監督らしい視点が盛り込まれている。社会問題に鋭く切り込みながら怪獣モノとしても抜群の面白さ。

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