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ジャニーズ、志村、募金ラン。コロナ禍でも感動ポルノを貫いた「24時間テレビ」の快楽至上主義

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■痛し痒しの「病気イヤー」で今年はいじりづらい状況に  今年も「24時間テレビ 『愛は地球を救う』」(日本テレビ系)が放送された。コロナ禍のなか「FNS27時間テレビ」(フジテレビ系)が中止を選択したのに対し、こちらはなんとしてもやるのだという執念が伝わってきて、ある意味すごい。日本の夏をますます暑苦しくする気満々だったようだ。 この記事の写真はこちら  ただ、今年はいつもと違う雰囲気も感じられた。そのあたりを、ここに記録しておくとしよう。  周知の通り、これはジャニーズ番組でもあり、今回もその所属タレントがメインパーソナリティーを務めた。井ノ原快彦、増田貴久、北山宏光、重岡大毅、岸優太という5人だ。  やや華に欠ける印象だが、それも今年ならではかもしれない。ジャニーズタレントではないものの、2016年に不祥事で出演がキャンセルとなった高畑裕太のようなことがあっては、ますます批判されるからだ。いくら華があっても、山下智久を起用していたら大変だっただろう。  ただ、芸能人としては、スキャンダルを起こすくらいのほうが華があったりする。今回の放送中、草彅剛のCMが頻繁に流れたが、ミョーに存在感を感じさせたものだ。  そんな今回の目玉のひとつが、志村けんを扱ったドラマ。没後5ヶ月足らずとあって、早すぎるという声もあったが、なりふり構わず数字を取りにいった感じだ。実際、例年のドラマ企画より高視聴率だった。  また、堀ちえみが舌ガンの手術以降初めて歌を披露するという趣向も。こちらもけっこう話題になった。  とまあ、有名人と病気、死や障害というモチーフをいろいろ繰り出してきたわけだが、この手法が困るのは、ツッコミを入れづらいことだ。この番組が涙の押しつけ、感動ポルノなどと揶揄されるゆえんでもある。  しかも、今年はテレビ始まって以来の「病気の年」と来た。コロナ感染は、たとえ芸人であってもいじりづらい。極楽とんぼの山本圭壱など、ちょっと笑いに持っていきたくもなるが、それなりに深刻な病状だったと聞くと、やはり気の毒に思うのが人情だ。  そんななか、貴重な例外が石田純一だ。コロナ感染時ですら、そこに至るまでの行動がとやかく言われた。回復後も行動パターンをあまり変えていないようで、そこを「週刊女性」に指摘されると、 「スポンサーさんに誘われたら、ゴルフでも“3密”と言われている食事会でも、そりゃ行くでしょ。北海道でも、福岡でも。それが僕の結論です。それを叩かれたって大いにけっこう」  などと反論。病み上がりなのにバッシングされた。これは世間が、彼の打たれ強さに安心しているからでもあるだろう。とにかく、芸能人は遊んでナンボ、そこを一般人がやっかみつつ、ツッコミを入れて楽しむというのが「芸能的正しさ」なのだ。

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