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コロナで稼働減のバス…を見学するバスツアーが人気 苦境を逆手にとった新たな観光とは

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中京テレビNEWS

 バスツアーなのに、移動時間は10分ほど。ちょっと変わったツアーが今、人気です。  ある日、名古屋駅にあるバスツアーの受付には続々と人が集まっていました。参加者に意気込みを聞いてみると… 「乗り物全般好きで、バスもひかれるところがある」 「バスに乗りたくて」(参加者)

 バスツアーで、バスに乗りたい…一体どういうことなのでしょうか。  名古屋駅を出発すると、すぐに目的地に到着です。 「みなさまのお楽しみスポットに近づいてまいりましたので、運転手さんに臨時停車してもらおうと思います」(名阪近鉄旅行 西川崇マネージャー)

 しばらくすると到着したのは、“バスの車庫”。参加者たちはバスから降りたと思いきや、再び別のバスに乗り込みます。  名阪近鉄旅行が企画したこのツアーは、名古屋と岐阜の3つの車庫をまわり、観光バスの教習車に乗ったり車内から洗車の様子がみられるなど、貴重な体験ができるのが売りです。

 なかでも多くの参加者の目を引いたのが、ずらりと並んだ観光バスの姿。 「こうやって1列に並ぶバスを撮れる機会はない」 「普段とれないような角度の写真。いいですね、車庫の中という感じが(普段は)絶対撮れない」(参加者)  参加者が喜ぶこの光景は、新型コロナの影響をうけてのものでした。

「いまは団体旅行とかツアーがまったくない状態になっていて、毎日このようにバスがいる状態が続いている。これだけ車庫にバスがいるのはさまざまな種類のバスを見てもらうチャンス。せっかくならそのバスを見てもらうツアーを企画できたらと思い、つくった」(名阪近鉄旅行 西川マネージャー)  バス旅行の中止が相次ぐこの状況を逆手にとった、逆転の発想で生まれた企画。  実はこのツアー、販売開始から数時間で完売し急遽日程が追加されるなど、大人気だといいます。

 さらにファンにとってはたまらない、運賃表示器や整備解説書などバス部品もオークション形式で販売。  岐阜県からやってきたという大学生が欲しがっていたのは、地元を走る路線バスに取り付けられていた方向幕。 「大学生で破産はまずい」(大学生)  悩みに悩みぬいた結果、希望の金額を記入し、入札。結果は来月わかるということです。 「こういう機会を通じて、車庫の現場の様子やバスの設備がどうなっているか見てもらい、最後にはやはり今後バスをご利用いただきたい」(名阪近鉄旅行 西川マネージャー)

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