小池都知事が記者会見4月10日(全文3完)ネットカフェを休業対象に入れるかで議論
小さな学習塾は適切な感染防止対策で営業可か
フジテレビ:あともう1点。学習塾なんですけれど、やはり休校が続いているということで、学校に行けない分、むしろ塾にというご家庭も最近多いというふうに聞きます。この学習塾で特措法によらない協力依頼をするというところで、100平米以下においてはというふうに書いてあるんですが、要は学習塾も100平米以下のものにおいては適切な感染防止対策をした上でということでよろしいんでしょうか。 小池:法律的にはそのような整理をされています。そしてまた、大手のチェーンのような形でやっておられる学習塾などは、すでにオンライン教育などに変えておられる場合もあります。片や、そういったことはできないけれども、小さい規模でやっておられるさまざまな学習塾がある。そういったところについては、衛生管理を徹底した上で協力要請を行いながら進めるということでございます。最後にさせていただきます。
要請がなくても休業する店舗にも協力金を支給するのか
共同通信:すいません、共同通信の恩田です。協力金の件なんですけれども、先ほど休業の確認方法の話もありましたが、そういった点に加えて休業要請の対象でなくても、協力してお店を休まれる店舗等もあるかと思うんですが、そういったお店をどうするかとか、ちょっと線引きがなかなか難しいと思うんですけれども、その辺の運用を知事は今どのようにお考えかということと、財源はどう見込んでいらっしゃるかをお聞かせください。 小池:まずやはり協力を要請するところを本日は対象とさせていただき、今日の額、そして1軒当たりということでお話をさせていただいております。また、感染の拡大をいかにして防止するかという観点からも、いろいろとご協力いただいているところに対しては、どうして、どのような整理をしていくのかも、またあらためてお伝えをしていきたいと、このように考えております。 いずれにしましても、やはり東京というメガシティーでございます。いろんな地域がございますけれども、それぞれもうすでにいろいろなご協力もいただきつつ、それをさらに深掘りをして、そして8割の人流を下げていくという、これまでにない形ではございますけれども、それを皆さんと心を1つにして進めていかなければならないと考えております。 今回の大義は、感染症の拡大を防止するということであります。そしていつも私は大義と共感はセットだということを申し上げている。共感は、場合によってはコロナウイルスに対するえも言われぬ不安、これがある意味の共感になっているかと思います。だけどここで、みんなで頑張らなくてはねという思いが日増しに高まっているということが共感につながっていると思います。ですから大義、都民の命を守る、そして共感、協力金なども含めまして、皆さま方のご協力を募って、そして大義を、大目的を果たしていく。そのための今日は一歩として、大きな一歩として東京都としての考え方をお示しさせていただきました。引き続きのご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げて、私からの記者会見のほうを終わらせていただきます。 記者:知事、協力金50万円は少な過ぎるんじゃないですか。イギリスは300万円ですよ。こんな額じゃ店閉められないじゃないですか。もっと手厚い休業補償をなんで安倍総理に求めなかったんですか。怠慢じゃないですか。志村けんさんのガールズバーも開いてますよ。 (完)【書き起こし】小池都知事が記者会見4月10日