侍・戸郷 中5日で決勝の台湾戦先発「世界一になって楽しくオフを迎えたい」
大会連覇が懸かる侍ジャパンの決勝の先発マウンドに立つのは巨人・戸郷。ベンチで試合を見届けた右腕は、2日連続の対戦となる台湾打線について「しっかり振れているという印象」と警戒し「重圧もあるけど、先発に立てるのは一人しかいない。井端さんを最後、笑わせたい」と決意をにじませた。 4回2失点だった18日の1次ラウンドのドミニカ共和国戦から中5日。雨の悪条件でボークも犯した前回とは違う。本拠地として慣れ親しみ、今季も12試合で防御率1.91を残した東京ドームに不安はない。国際大会決勝は昨年3月のWBCで経験。米国との決勝では2番手で2回無失点に抑えて世界一に貢献した。その試合で先発したのは今永(当時DeNA、現カブス)。「WBCで今永さんがやりましたし、そこを僕が背負えるのは凄くうれしい」と感慨を込める。 「次のWBCに選ばれるためにも、井端さんにいい印象を与えて終わりたい」。26年WBCでも指揮を執る井端監督へのアピールも期し「世界一になって楽しくオフを迎えたい」と意気込んだ。