金沢大学に金沢美大跡地売却で合意 一帯整備の新キャンパス構想とは…
テレビ金沢NEWS
2023年10月にキャンパスが移転した金沢美術工芸大学。金沢市はその跡地に関して金沢大学に売却し、新たなキャンパスを作ることで基本合意を交わしました。新キャンパスの整備構想とは…
大野 裕輝 記者: 「こちらが金沢美術工芸大学の旧キャンパスです。2025年1月から始まる解体工事に向け、現在は搬出作業が行われています」 金沢市小立野5丁目の金沢美術工芸大学の旧キャンパス。 2023年10月に建物の老朽化などを理由に、小立野2丁目へ移転してからは金沢大学が市に対し、跡地の取得を要望していました。
その跡地について、金沢大学は新たなキャンパスの整備を計画しています。 近くには金沢大学附属病院や、医学や保健学類などが入る宝町・鶴間キャンパスがあり、看護師や研修医などの居住施設や、市民も利用できる健康に配慮した食事を提供する施設などが設けられる予定です。
そして28日。金沢大学の和田隆志学長をはじめとする大学側と金沢市側で、跡地の売却などに関する基本合意が交わされました。 金沢大学・和田 隆志 学長: 「心と身体と環境の健康、これを実現する、そういうウェルビーイングなキャンパス、これを目指しています」 金沢市・村山 卓 市長: 「文教地区としてのこれまでの歴史と伝統を引き継いだ形で、また新しいキャンパスを運営していただきたい」 解体工事は2026年度末に終わる見込みでその後、市から金沢大学へ売却される予定です。