民進党野田幹事長が定例会見(全文1)内閣支持率下落、受け皿になれていない
民進党の野田佳彦幹事長が10日午後1時30分から定例会見を行った。 民進党は2日投開票の東京都議選で5議席のみと敗北した。一部報道では、この責任を取って辞任する意向を漏らしたとされる。また別の報道では、蓮舫代表が9月にも党役員人事行う方針で野田氏の処遇が焦点と報じられている。 【中継録画】民進党・野田幹事長が定例会見 都議選負け辞意報道も
野田幹事長からの冒頭あいさつ
司会:どうもご苦労さまでございます。定例の幹事会見を始めさせていただきたいと思いますが、ご存じのように午前中は衆議院で閉中審査行われました。午後2時からまた参議院で行われますので、時間的なものはちょっと窮屈ですけども、どうぞご協力よろしくお願い申し上げます。冒頭、幹事長のほうから発言をいただきます。 野田:はい。まず九州北部を襲った記録的な豪雨により、21名の方がお亡くなりになりました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。また被害に遭われた方々には心からお見舞いを申し上げたいと思います。引き続き九州地方でも激しい雨が降る可能性があるとされておりますので、油断は禁物だと思います。住民の皆さまに十分な注意を呼び掛けるとともに、政府、自治体が協力して被害の拡大防止に努めていただきたいと考えます。 また数多くの方が避難をされていますが、映像を見る限り、避難生活が長引く可能性もあるのでないかと心配をしています。暑さの厳しくなる時期であり、政府は住民の健康管理に十分配慮していただきたいと思います。党としても関係県連と密に連絡を取り、情報収集を進めておりますが、必要に応じて住民の健康管理、早期の復旧、復興などに関して、政府に意見を申し上げていきたいと思います。なお、一応私が対策本部の本部長を務めておりますけども、週末にも被災地に入るべく調整をさせていただいているところでございます。 なお、先ほどまで衆議院で文科、内閣の閉会中審査が行われました。前文科次官でありました前川氏があらためて、加計ありきで背景に総理大臣官邸の動きがあった、新設のための4条件を満たしていないなどと主張をされておりましたが、有効な反論がないまま決定されたと発言をしました。当時、文科省の事務方トップであった前川氏の発言は極めて重いと受け止めております。政府側は前川氏の主張に対して反論はするが、例えば、萩生田副長官は高等教育局長と面会したことは認めた上で、文書のような発言をした記憶はないと述べるだけであり、明確な否定もしていません。疑惑はさらに深まったと言わざるを得ません。 これから蓮舫代表も質疑に立たれますけども、参議院での審議もあり、これを見ていく必要がありますけれども、あらためて総理がしっかりと出席をして、国民に説明責任を果たす、国会で説明責任を果たす場がどうしてもこれは必要であるということをあらためて強く思いましたので、近々、国対間での交渉があると思いますけれども、総理出席の集中審議というものを強く要請をしていきたいというふうに思います。私からは以上でございます。 司会:冒頭発言は以上でございます。それでは質問のあります方は社名等々を名乗っていただきまして、ご質問ください。