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谷中敦──楽しんで、元気をだして、勇気をつけて【GQ JAPAN連載特集:希望へ、伝言】

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GQ JAPAN

──あなたの現在の日常について教えて下さい。コロナ問題以前と変わったこと、新しい習慣、仕事や家族との向き合い方、その他この期間に考えたことなど、どんなことでも構いません。 デビュー以来、まとまった休みを全く取らずに動きつづけてきたスカパラのメンバーとして(30年くらいですね。笑)、突然、動けなく、働けなくなって非常に戸惑っています。収録してあったテレビや、ラジオの番組などがあったりしたので、そのことにとっても感謝しました。こういうときに、メディアを通じて音楽ファンの方々と“会える“のをとっても嬉しく思いました。ライブが出来ない、ということはこんなに自分たちからすべてを奪うのか、と哀しく思っていたので尚更でした。そして、いま世界中が置かれている状況のなかでの、SNSの果たす役割に感謝しています。自粛中の今現在、人と会わずにセッションをしてそれを発表することを始めていますが、こういうことは益々重要になるかも知れませんね。自分としては出来る限り、SNSを通じて楽しんで貰えるように、こつこつと頑張りたいと思います。 ──どうしても家庭内で過ごす時間が増えたのではないかと思います。この期間に読んだ本、観た映画、聴いた音楽などがあれば教えて下さい。またそのなかで感銘を受けたものがあれば、ぜひご紹介いただきたく存じます。 『災害ユートピア』レベッカ・ソルニット 危機的状況に置かれた人々が、実は様々な垣根を超えて成し遂げるような善行ともいうべき行いなどを、実例を挙げて書いてくれています。 ──先の見えない日々ですが、それでも前向きに生きるためのメッセージをいただきたく存じます。GQ読者へ、自分へ、家族へ、日本へ、世界へ……メッセージの対象はだれでも構いません。 実際には、手も繋げないこの世界の状況の中で、 世界中で手を繋ぐ、ということがどういうことなのかを考えるとき、みんなで一緒に 音楽を楽しむ、ということが真っ先に浮かびました。音楽における迅速かつ強力な気持ちの共有から、まだ学べることがあると思っています。前途多難な人類の未来に向けて、最重要課題は一人一人が楽しむことだと思っています。楽しんで、元気を出して、勇気をつけて、この大変な時代を乗り切っていきたいです。 PROFILE 谷中敦 1966年生まれ、東京都出身。世界を股にかけ活動するSKAバンド、東京スカパラダイスオーケストラのバリトンサックス担当。自身の作品の作詞も行い、他アーティストに歌詞を提供する。また俳優としても活躍中。 https://www.tokyoska.net/

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