ラグビー慶大、「ラインアウトの練習ではテニスラケット持って…」東洋大の211センチ超大型ロックに徹底対策…8強進出【全国大学選手権】
ラグビーの全国大学選手権は14日、東京・秩父宮ラグビー場などで3回戦が行われた。関東対抗戦4位の慶大は関東リーグ戦2位の東洋大を50―26で破り、明大(関東対抗戦3位)、京産大(関西2位)、近大(関西3位)とともに準々決勝に進んだ。 慶大は風上に立った前半、SO和田(1年・清真学園)のキックで効率的に相手陣に攻め込み、5分にフッカー中山主将(4年・桐蔭学園)が先制トライ。さらに、和田の好パスからCTB今野(3年・桐蔭学園)が連続トライをあげるなど前半を35―7とリード。後半もSH小城(4年・北嶺)、ロック浅井(4年・仙台)らがトライを加え、逃げ切った。 東洋大には南アフリカ出身で身長211センチの超大型ロック、ウーストハイゼンがいるのに対し、慶大は最長身がナンバー8冨永(4年・仙台三)の188センチ。身長差は23センチもあったが、中山主将が「ラインアウトの練習ではBチームにテニスのラケットを持ってもらって対策をしました。モールは低く塊になって対抗しようと」と明かした準備が功を奏し、ボール争奪戦も優勢に進めた。 準々決勝の相手は対抗戦で19―57で大敗した帝京大。青貫監督は「今日はここまで点数を取れるとは思わなかった。自分たちはアタックが強いと思わず、もっと成長して帝京にも自分たちのラグビーをぶつけたい」と勝利を誓った。
中日スポーツ