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動き続ける星々。太陽は数万年ごとに別の恒星と接近している?

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sorae 宇宙へのポータルサイト

先日地球の近くを通過していった「1998 OR2」のように、将来地球と衝突する可能性がある小惑星が近年では幾つも見つかっています。いっぽう、空間と時間のスケールを大きく広げてみると、太陽から比較的近いところを通過していく、あるいは過去に通過したことがあるとみられる恒星が幾つか割り出されています。惑星、恒星、銀河といったスケールの違いはあっても、天体どうしの接近はめずらしい出来事ではないようです。

■7万年前に小さな連星が1光年以内まで接近していた

天の川銀河には1000億個の星々があるとされていますが、その移動方向や速度は星によって異なります。地球から見た星の位置も少しずつ変化しているため、古代の人々が見上げた星空と、私たちがいま見ている星空では星の並びも異なります。 「いっかくじゅう座」の方向およそ20光年先にある「ショルツ星」は、赤色矮星と褐色矮星(質量はそれぞれ太陽の約8パーセントと約6パーセント)から成るとみられる連星です。2015年に発表されたEric Mamajek氏らの研究によると、観測データをもとに逆算した結果、ショルツ星は今からおよそ7万年前に太陽から約0.8光年(およそ5万2000天文単位)のところを通過していったとされています。 現在太陽から最も近い恒星であるプロキシマ・ケンタウリまでの距離がおよそ4.24光年とされていますから、ショルツ星はその5分の1以下のところまで太陽に近づいたことになります。Mamajek氏らは、ショルツ星が長周期彗星の起源と考えられている太陽系のオールトの雲(最大で直径10万天文単位と推定)の外部領域をかすめていった可能性を指摘しています。 なお、小さく暗いショルツ星は最接近時でも10等程度の明るさだったとみられていますが、赤色矮星では強力なフレアが発生することが知られています。ショルツ星もフレアが発生すれば数千倍明るくなる可能性があるため、発表では数分から数時間に渡りフレアで増光したショルツ星を当時の人類が目にしていた可能性にも言及しています。

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