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[名古屋ウィメンズマラソン]「こんなに走れるとは思ってなかった」2位安藤友香、意地貫きつかんだ完全復活への一歩

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中日スポーツ

 五輪切符は逃したが復活ののろしは上げた。岐阜県海津市出身の安藤友香(25)=ワコール=が、一山に次ぐ2位でフィニッシュ。2017年に同じ舞台でマークした自己記録にあと1分ほどに迫る2時間22分41秒で走り抜け、完全復活への一歩を踏み出した。 【写真】一山&安藤、友情の給水シーン  複数の感情が入り交じる表情の中に浮かぶ安堵(あんど)感。「悔しいけど今の自分を出し切った。吹っ切れました」。五輪の切符は同僚・一山に譲ったが堂々の2位。駆け抜けた安藤には復活へ向けた手応えが宿っていた。  最後まで冷静だった。スタートから先頭集団に食らいつく。途中、3度も給水地点で自身のドリンクを取れなかったが、周囲の選手に「ごめん、ちょうだい」と“おねだり”。「東京マラソンで大迫(傑)さんも他の選手からもらっていた。取れないものと思ってました」。30キロ付近で一山に離されても集中力は切れなかった。  走り終わって最初の感想は「こんなに走れるとは思ってなかった」。これは偽らざる本音。本番直前まで状態が上がらなかったからだ。今年2月、標高約1600メートルの米国・アルバカーキで敢行した高地練習では体がなじまなかった。一山が淡々とこなすメニューを半分も消化できない日もあった。永田監督からは「第2集団で」と提案を受けていた。  だが大会前日の面談。「先頭集団で勝負したいと言いました」。貫いた自身の意地。3年前の名古屋。両腕をだらりと下げるフォーム「忍者走り」を引っ提げ初マラソンにして日本人歴代4位の2時間21分36秒をマークした自らの可能性に懸けた。「ずっと苦しかったけどひとつ突破口をひらけた気がする」。選択は間違っていなかった。  レース後は一山と抱き合い「おめでとう」と祝福し合った。今後については「まだ整理がついていない」と言いつつ「一山の背中を追いかけてやっていきたい」。3年前とは違う手応えは雨中の名古屋に確かに刻んだ。

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