マレーシア航空、A330neo初受領 導入20社目
エアバスは現地時間11月29日、マレーシア航空(MAS/MH)を傘下に持つマレーシア・アビエーション・グループ(MAG)がA330-900型機(A330neo)の初号機(登録記号9M-MNG)を受領したと発表した。A330neoを導入する20社目となった。 【写真】マレーシア航空のA330neo初号機 MAGはアボロンから20機リース導入する計画で、その最初の機体。座席数は2クラス297席(ビジネス28席、エコノミー269席)で、エコノミーのうち24席は、足もとの広い座席となる。アジア太平洋路線のほか、中東の一部路線にも投入される見通し。 A330neoは、従来のA330-200と同サイズのA330-800(標準座席数3クラス220-260席、最大406席)と、A330-300の後継となるA330-900(3クラス260-300席、最大460席)の2機種で構成。ともにA350 XWBの主翼技術を取り入れ、ロールス・ロイス製新型エンジンのトレント7000と空力特性の改善で、1座席あたりの燃費を25%改善した。A330-900の航続距離は7200海里(1万3334キロ)となる。
Tadayuki YOSHIKAWA