【朝日杯FS】アルテヴェローチェ鞍上の武豊「京都芝外回りはぴったり」
既に王者の風格が漂っている。「第76回朝日杯FS」の追い切りが11日、東西トレセンで行われた。新馬戦、サウジアラビアRCを連勝中の無敗馬アルテヴェローチェ(牡=須貝)は朝イチの栗東坂路で併せ馬。活気あふれる動きでグイグイ駆け上がった。新馬戦以来のタッグを組むレジェンド武豊(55)がほれ込む逸材。21年ドウデュース、22年ドルチェモア、昨年ジャンタルマンタルに続く無敗の2歳マイル王を目指す。 【武豊に聞く】 ――7月27日の札幌新馬戦で勝利に導いた。 「いい走りで、レース後は朝日杯FSを目指そうとなりました。そこから逆算して、僕は(凱旋門賞に騎乗するため)乗れないけど、サウジアラビアRCに。新馬戦の頃からこの馬で(朝日杯FSに)臨みたいと思っていました」 ――2週前、1週前追いとCWコースでコンタクトを取った。 「先週は割としっかりやって、動きも良かったです。相変わらず調教は動きますね。以前と比べて、力強くなった感じがする」 ――京都芝1600メートル外回りについては? 「イメージとしては、直線が長い外回りはぴったりだと思います。少しテンションの高いところがあり、当日もそのあたりが出ると思うけど、レースでは落ち着いて走ってくれると思います」