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メルセデスF1、黒いマシンで信念示す 「反人種差別運動」を支持

配信

時事通信

 自動車のF1シリーズに参戦しているメルセデスが、黒いマシンで「人種差別反対」の信念を示す。2020年シーズンにこれで臨むことを6月29日に発表した。  今季のカラーリングは「シルバーアロー」の呼称通り銀色がベースだった。しかし、5月末以降、米国から世界に広がった黒人差別への抗議運動を支持する立場から変更を決めた。7月5日決勝の開幕戦オーストリア・グランプリから使用される。  メルセデスにはF1初の黒人ドライバーで、昨季まで6度の年間王者に輝くルイス・ハミルトン(英国)が在籍する。チームのトト・ウォルフ代表は「人種差別や不当な扱いをすることがあってはならない。これはメルセデスの信念だが、沈黙したままでは不十分」と意図を説明した。  「僕は個人的に人種差別を受けてきたし、家族や友人が受けるのも見てきた」と話すハミルトンも、チームの決断をたたえた。ウォルフ代表に対しては、「チームとして自分たちができることを話し合った時、一致団結することがかなり重要だと伝えた」という。  つい先日には、F1元最高責任者のバーニー・エクレストン氏が「多くのケースで黒人は白人より差別的だ」などと発言。ハミルトンは「無知で無教養なコメント」と失望感をあらわにしたばかりだった。  F1は新型コロナウイルスの影響で、当初予定から開幕が約4カ月遅れた。ウイルスとの戦いに加え、人種差別、不平等の改善への取り組みを示す「#We Race As One(団結してレースに臨む)」をこのほど発表。世界が直面する問題と対峙(たいじ)する姿勢を鮮明にしている。 

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