大阪市・松井市長が定例会見7月30日(全文1)宣言だけで感染拡大は止められない
少人数で夏休みを過ごしていただく
だからわれわれとすると、まず大阪市においては、今はコロナ感染してもすぐに病床が逼迫するという状況ではありません。これは吉村知事が言われるように、50%超えてきたときには非常にやっぱり病床の逼迫状況というのに懸念が出るわけですけども。まずは、もうお願いしたいのは、お1人お1人の行動についてはできるだけ、夏休みもありますから、家族で行動いただく。そして行動先であまり多数の人数で集まらない。家族同士の、家族の中だけならまだしも、家族同士みんなでどっか行くとか、多人数にはならないようにしていただきたいということです。 それからやはり、これも飲食を、なんて言うかな、飲食、お酒というものが非常にピンポイントで規制の対象になってくるわけですけども、あまり普段一緒にいない、これも具体的に言うと、どう言うのかな、家族以外の方で普段お付き合いのない方との飲食とかは避けていただく。それから各施設については入場制限がかかっていますので、そういう入場制限のかけた範囲の中で、少人数で夏休みを過ごしていただく。 それから、これ子供たち、夏休み中にずっとじゃあ家に閉じこもっとくのかということになると、これももうストレスたまって仕方がないので、大阪市としては今の病床の状況であれば、入場制限はかけますが、地域の図書館等はオープンをさせていただくので、そこは十分ソーシャルディスタンスを取りながら運営しますので、ぜひご利用をしていただければいいと、こう思っています。
8月の修学旅行は実施する方向で
それからこのちょうど緊急事態中に、われわれの学校、中学校ですけども、8月中に修学旅行がもう計画されています。これも、僕も悩みましたけども、修学旅行については、これは中止、延期しても、中学3年生ですから、これ中止、延期して必ず実行できるという状況、それが間違いなくやれるということにもなりません。受験のこともありますし。やはり今まで計画してきたので、この計画を、8月の修学旅行は基本、実施する方向で考えたいと思います。ただし実施に当たっては出発前に、修学旅行に参加する生徒全員にPCR検査で陰性確認を行いまして、そして受け入れ先にもぜひそういう検査等でコロナの陽性でないということをちょっと求めたい、求めた上で実施できるようにしていきたいと。要は陽性の人が、コロナに感染している人がいなければ別にそういう人数で行動したところで、その範囲であれば、オリンピックもそれでやっているわけですから、そういう形で子供たちの一生の思い出に残るような行事についてはできる限り実施をしたいと、こういうふうに考えています。 どちらにしても、国の専門家の皆さんももう少し具体的に、インパクトある強烈なメッセージはいいですけど、具体的にどうしてくれっていうことをしっかりと伝えていただきたいと、こういうふうに思っています。 産経新聞:今もお話ありましたように、国のほうから明確なメッセージが発せられない中で、大阪においては各自の行動について感染対策を取りつつも、それぞれの判断に委ねるというという、そういうようなことでいいんでしょうか。 松井:そうですね。だから国のほうからの、感染状況に応じた、例えばイベントの制限とか、こういうのありますけども、不要不急の外出禁止と、そう言いながらも遊園地、テーマパークは入場制限かけながらオープンしていいわけなんで。じゃあ子供たちがUSJ行くのは、これ不要不急と言えるのかと。でもそこはやっているわけですから、入場制限かけながら。だから感染対策はそういう施設側がきちっとやってもらってるということで、その人数の範囲であれば、これは、僕は不要不急の外出とは言わないと思います。だって国のほうで施設利用は、ここは利用していいですよという判断をしているのが、例えば体育館、スケート場、水泳場や屋内テニス場、柔剣道場、ボーリング場、テーマパーク、遊園地、野球場、ゴルフ場と、こうなってるわけだから。