大阪市・松井市長が定例会見7月30日(全文1)宣言だけで感染拡大は止められない
大阪市の松井一郎市長は30日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「感染第5波、ワクチン接種の行き届いていない世代が危ない」大阪市・松井市長(2021年7月30日)」に対応しております。 【動画】「感染第5波、ワクチン接種の行き届いていない世代が危ない」大阪市・松井市長(2021年7月30日) ◇ ◇
先手を打つための措置
司会:それでは市長定例記者会見を開始します。市長、よろしくお願いします。 松井:まず政府が大阪府に対して四度目の緊急事態宣言を発令する方向で調整されています。陽性患者数は第4波と同様に急増していますが、病床の逼迫は、現時点では、この間ワクチンの普及と病床の新たな確保で、第4波に比べれば抑えられている状況です。しかし今後、陽性者が増え続けると、やはり厳しい状況も予想されるので、今回の特徴は陽性者も重症者も、重症化の割合も、ワクチン接種が行き届いていない、そういう世代が多いということです。若い世代の皆さんも、感染して軽症で済む事例が多いですけども、中にやはり軽症では済まない、後遺症で苦しんでいるというケースもあります。今回の緊急事態宣言は前回のような医療の状況になる前に先手を打つための措置だと考えます。まだ大丈夫だということではなくて、ここで食い止めるという思いで、市民の皆さんには感染症対策を、緊張感を持ってぜひお願いをしたいと思います。
コロナ禍における女性に対する支援事業
飲食事業者の皆さんには本当にもう大変申し訳なく思います。この間、大阪府のゴールドシール等々で感染症対策を講じながら厳しい営業をされてきたんですけれども、今回もまたお酒が対象になり、酒類の販売ができないというようなことが、今まだ決まってないですけれども、前回の緊急事態のことを考えればそういう状況が想像できます。われわれも前回同様、支援策も用意をして全力で支えていきたいと思いますので、何とぞご理解をいただきたいと。 また、今回のウイルスの感染をされた陽性者の皆さんの症状を見てますと、ワクチンの効果というものが、これは明確にあるというのが確実だと。これは専門家の皆さんもおっしゃってますんで。今後ぜひ若い世代も含めてワクチンの接種に参加をしていただきたいと。われわれも接種をスピード感持って進めてまいります。ご理解とご協力をお願いいたします。 それから次にコロナ禍における女性に対する支援事業の実施についてです。新型コロナウイルス感染症の拡大や長期化により、特に女性へのさまざまな影響が深刻になっています。そうしたことから大阪市では女性への相談方法の選択肢を増やし、行政につながっていなかった方々に支援が届くように体制を強化します。 今回、新たに女性を対象とした、相談業務に関する知識、経験を有し、SNSのカウンセリングスキルを持った専門相談員によるLINE相談を実施いたします。まず本日から友達登録を開始し、各種相談窓口やサポートの情報をお願い申し上げます。9月の下旬からは双方向による相談を開始し、適切な相談窓口につなぐサポートを行います。また、これまでもクレオ大阪 女性総合相談センターや、各区役所の自立相談支援窓口等で相談を受け付けていますが、8月6日からはこれらの相談窓口に相談に来られた方で希望する方に無料で生理用品を提供させていただきます。さらに相談窓口やサポートの情報を届けるアウトリーチの支援を行います。詳細が決まれば大阪市のホームページでお知らせをします。コロナ禍の下、お困りの女性の方は1人で悩まず、まず相談をいただきたいと思います。引き続き新型コロナウイルス感染症の影響を受けた市民の方々の不安や負担を軽減できるように取り組んでまいります。僕からは以上です。 司会:それでは質問をお受けします。必ずマイクを通しまして社名と氏名をお名乗りの上、質問をお願いします。質問は市政関連のみでお願いします。では幹事社の時事通信さん、お願いします。