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実は「人間国宝」はいない? 今年は漆芸の大谷さんが選ばれる

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 Q 蒟醤はどんな技法なのか。  A 香川県漆芸研究所によると、同県で製作されている香川漆芸に特徴的に見られる装飾技法だという。元々は中国で生まれた技法で、タイやミャンマーを経由して室町時代末期の16世紀後半に日本へ伝わった。読みの「きんま」はタイの言葉に由来しているそうだ。香川県では江戸時代から盛んになった。  製作方法は次の通り。  まず、器物に漆を何回も塗り重ねる。塗った表面に、「剣(けん)」と呼ばれる特殊な彫刻刀を使って模様を彫る。染料で漆を色づけした「色漆」で、掘ったくぼみを埋めて磨き上げる。朱、黄など使う色漆ごとに彫っては埋め、磨くという作業を繰り返す。その工程は多いもので60近くにもなる。  漆の表面を彫るという点では「沈金(ちんきん)」という技法と共通しているが、沈金は金箔(きんぱく)や金粉を使う。  蒟醤で人間国宝に認定されるのは大谷さんで5人目。2019年に死去した人間国宝の太田儔(ひとし)さんは大谷さんの師匠になる。

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