ウクライナ侵攻に「正しい戦争なんてあるもんか」 ガンダムから引用した寺の掲示がSNSで話題に
鹿児島市東千石町の西本願寺鹿児島別院に1日から掲示されている法語が、ツイッターやインスタグラムなどの交流サイト(SNS)で話題になっている。ロシアのウクライナ侵攻に対する思いを込めた「正しい戦争なんてあるもんか」。アニメ機動戦士ガンダムシリーズの主人公のせりふから引用した。 【写真】西本願寺鹿児島別院に掲示されていたジャムおじさんの名言
仏教の教えを説く「法語」は毎月1回更新され、僧侶らが挙げた複数の候補の中から選び、掲示板に載せている。これまでも、アニメや漫画の名言を取り上げている。 今回、法語が採用された教化部の大幡融史僧侶(28)は「ウクライナ情勢を巡り、武力行使は何があっても許されない、という思いを込めた。思いが広く伝わり、うれしい」。7日現在、ツイッターでは8万人超の「いいね」がつき、同院のインスタグラムの閲覧も2000回となっている。 大幡僧侶は「これからも仏教の教えを伝えつつ、多くの方に共感していただける法語を考えていきたい。ウクライナの人々に、一日も早く、平和な日常が戻るよう願っている」と語った。
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