J1とJ2クラブが狙う!? J3で輝く若き逸材(9)凄まじいドリブル技術! 元名門大学の10番
いよいよ後半戦に突入した明治安田J3リーグでは、今季からJ2昇格プレーオフが新たに導入されたことで、シーズン終盤にかけてより一層の激戦が予想される。そんな中、今後の活躍次第ではJ1やJ2のクラブの争奪戦が必至となる選手も出てくるはずだ。今回はJ3で輝く23歳以下の逸材を紹介する。※成績は8月8日時点
MF:高橋馨希(たかはし・よしき) 所属クラブ:カターレ富山 生年月日:2001年6月16日(23歳) 2024リーグ戦成績:23試合3得点0アシスト 高橋馨希は法政大学4年の2023年5月に、翌シーズンからのカターレ富山加入と2023年の特別指定選手承認が発表された。そして、2023年7月15日のJ3第18節FC琉球戦で早くもスタメンに名を連ね、Jリーグデビューを果たすと、決勝ゴールをアシストしていきなりチームの勝利に貢献した。同年8月5日のFC今治戦ではJリーグ初ゴールを記録し、このシーズンは6試合に出場し1ゴール1アシストという結果を残した。 特別指定選手登録の昨季から結果を残した高橋は、今季開幕からスタメンに定着。天皇杯2回戦のヴィッセル神戸戦以外全ての公式戦に出場し、ここまで29試合で4ゴールを挙げている。JリーグYBCルヴァンカップでは清水エスパルス、北海道コンサドーレ札幌、神戸といったJ1やJ2の強豪との試合にも出場し、成長を見せている。 名門・法政大学で背番号10を背負っていた高橋の特徴はドリブルと正確無比のキックだ。富山ですでに中心選手として活躍し、セットプレーのキッカーも任されることもある。堅守速攻がスタイルの富山では、同選手のドリブルとキックは武器となる。富山は毎年後半戦に失速する傾向があり、J2昇格を逃している。J2昇格を目指す富山にとって、後半戦の鍵を握るのはこの選手かもしれない。
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