【ボクシング】辰吉寿以輝、無念の負傷ドロー
日本スーパーバンタム級8位の辰吉寿以輝(大阪帝拳)は6日、東京・後楽園ホールで今村和寛(本田フィットネス)と8回戦を行ったが、偶然のバッティングで2回2分59秒負傷引き分けに終わった。 辰吉(左)と今村の左が相打ち。白熱しかけたところで試合は終わった
4年ぶりに東京のリングに登場した辰吉にとり、サウスポーとの対戦は初めて。初回は積極的に左ジャブを出していくが、アマ出身の今村も左ストレートを上下に散らし、手数を増やしていく。2回には今村の左ストレートがクリーンヒットして辰吉が一瞬、腰を落とすピンチに陥る。しかしこの回終了ゴングの直前に両者の頭がぶつかり、辰吉が左目尻をカット。ドクターストップとなり、試合の前半だったためドローとなった。ともにこれからというときのアクシデントだった。
「こんな結果で、ふがいない。いろいろ練習してきたのに」と肩を落とした辰吉は14戦13勝(9KO)1分。初のA級(8回戦)だった今村は3戦2勝(1KO)1分となった。 写真/山口高明
サッカーマガジン編集部