「完全に手中にあった試合が愚行で」伊紙が指摘するイタリア代表に足りない点とは?10人で引き分けたベルギー戦を分析 | UEFAネーションズリーグ
【欧州・海外サッカー ニュース】ルチアーノ・スパレッティ率いるイタリア代表は、UEFAネーションズリーグリーグAグループ2のベルギー戦で2-2と引き分け、イタリア紙が分析した。 【動画】試合を変えた28歳ペッレグリーニの愚行 イタリア×ベルギー
王者として臨んだEURO2024でベスト16敗退となり、再起をかけてUEFAネーションズリーグに臨んでいるイタリア。下馬評を覆してフランスに敵地で勝利するなどして2連勝を飾ると、日本時間11日、ホームでベルギーと2-2と引き分け、無敗でグループ首位をキープした。 アッズーリは、序盤に2点のリードを奪って試合の主導権を握っていたが、40分にロレンツォ・ペッレグリーニが不用意なファウルで一発退場。その後、2点を奪われてドローに終わった。指揮官のルチアーノ・スパレッティは「試合を変えるエピソードがある」とこぼしたが、イタリア紙『La Gazzetta dello sport』のアンドレア・ディ・カーロ副編集長が11日付で、「素晴らしいイタリアだったが、困難においても成長しなければならない」などと綴り、アッズーリの一戦を分析した。
アッズーリの手中にあったはずの一戦
イタリア紙の副編集長は「イタリアはまず、非常に良いプレーで実質勝っていた。だがいまいましいことに、2-2が良い結果と考えられるほど試合は複雑になってしまった」と語り、「大きな後悔と安堵があった」ベルギー戦を振り返った。 「試合は完全にアッズーリの手中にあり、大して苦労することなく、もっと点を取れる予感もあった。だが許しがたい愚行が試合のストーリーを変えてしまった」と40分のローマMFの退場を批判。「悪質ではないが無駄なファウル」であり、「ベテラン選手がこのようなレベルのミスを犯すべきではない」とし、「イタリアを打ちのめし、ベルギーに勢いと自信を与えた」1プレーにコメントした。 ディ・カーロ記者は、その上で、10人となった「アッズーリがプレーするのをやめてしまい」、「後ろに引いて、恐れを抱いた」点が課題であると指摘。「EUROから明らかに成長したが、まだ心理面において完全に立ち直れていない」と主張した。
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