10・27「総選挙」注目選挙区はココだ! あの裏金議員はどうなる? 「石破自民党」は有権者に支持されるのか?
■ハレンチ系議員は当選できるのか? 裏金ではないが、2023年11月に自民党の青年局が開いた親睦会で、水着のような露出の多い衣装の女性ダンサーを複数人招いて口移しでチップを渡していたことなどが問題視され、青年局長を辞任した「岩手3区」の藤原崇(ふじわら・たかし)氏と、立憲民主党の小沢一郎氏の戦いも注目すべきだという。 「小沢氏は前回2021年の衆院選小選挙区で藤原氏に敗れ、比例代表で復活しています。小沢氏は衆議院で現役最多当選回数(18回)の超ベテラン議員ですが、最近はその力が低下しているようにも思えます。 また、82歳と高齢の小沢氏ですが『政権交代するまで死ねない』と言っているので、あとどれくらい頑張らなければいけないのか心配になります。 一方、大失態を犯した藤原氏も新しいポスターをたくさん張っていて、支援者におわびというか丁寧な活動をしているということを地元の人から聞いています。 大物議員と不祥事議員の戦いは、どうなるのでしょうか」 ハレンチ系で動きが気になるのは、パパ活不倫で議員辞職した元自民党の宮沢博行(みやざわ・ひろゆき)氏の動きだ。 「宮沢氏は9月30日に『静岡3区から無所属で立候補する』と表明しました。最近はテレビ番組などに出て政治評論家的な発言をすることが多くなっていたので、少しは顔が売れているのかもしれません。本人は『この選挙がみそぎだと思います』と発言していますが、有権者はどう判断するのでしょうか」 立憲民主党の代表選に出馬した吉田はるみ氏の「東京8区」も面白そうだ。 「『東京8区』は吉田はるみ氏、自民党の門寛子(かど・ひろこ)氏、日本維新の会の南北(なんぼく)ちとせ氏による"女性の戦い"です。 門氏は石原伸晃氏の後継者で、地元選出の都議や区議ら石原氏の人脈を引き継いでいます。また、東大卒の元官僚で頭もいいし、内閣総理大臣補佐官付などの政府の仕事もしていたバリバリのキャリアのある人です。地元での活動も頑張っています。 そのため、吉田氏は代表選で17日間も地元を離れることを不安がっていました。結果的に代表選に出て地元での知名度を上げましたが、維新の会の南北氏が出ることで野党の票が割れる可能性があります。 そうなると、吉田氏と門氏の激戦になると思います」