「何が何だかわからない状況だった」渋野日向子が当時小学6年生だった3.11を回想【明治安田生命レディス】
JLPGAツアーの2021年第2戦『明治安田生命レディス』が3月12日から3日間、高知県・土佐カントリークラブにて行なわれる。開幕を翌日に控え、練習ラウンドに参加した渋野日向子がリモート会見に臨んだ。 【PHOTO】2021年第2戦に挑む渋野日向子、2020年の厳選ショットを一挙にお届け! 2年前の前回大会では、プロとしてツアー2試合目の出場から予選を通過し、6位に入った渋野。初のトップ10入りを経験した今回のコースについて「いいとかは特にはないんですけど、2年前初めて予選通過してトップ10入りして思い入れがある。ちょっとづつ思い出しながら回っていました」とコメント。「アップダウンが激しいし、風が吹いてくるとかなり難しくなるし、グリーンも早くなっているので、先週と違う難しさがある」と印象を明かしている。 またこの日は、東日本大震災から10年。当時まだ小学6年生だったという渋野は、「学校から帰ってきてTV見てるときに、ちょうど津波の映像が流れていて、今でも頭に残っています。何が何だかわからない状況だった」という。「10年早いような短いような感じなのであの頃は何も分かっていなかったなと思います」と振り返り、「この週の試合はいろんな人にとって大事な1週間だと思う」とコメントした。 初日は、昨年国内メジャーで2勝を挙げた原英莉花、ホステスプロの勝みなみという同世代とのペアリング。「東北の方だけではなく、日本全国のいろんな経験をされている方に自分のプレーで勇気を持ってもらえたり元気になってもらえたらいいなと思います。元気づけられるようなプレーができればいいなと思います」と今大会へ意気込んでいる。 構成●THE DIGEST編集部