解消までに38時間の“大規模立往生”から2年…備えの意識に変化「食料・水の準備」「天気情報を確認」 立往生の原因になった坂には“融雪装置”設置
■遠赤外線や発熱シートで雪溶かす!行政によるハード面の対策
ドライバーが備える一方で、ハード面での対策を進めてきたのが行政です。 【齋藤正昂アナウンサー】 「立往生が起きた国道8号は、道路の左側に登坂車線が用意されるほどの坂となっています」 柏崎市の国道8号線は坂道が多く、急な勾配を上がることができずにスタックするトラックや車が立往生の原因の一つとなっていました。 【長岡技術科学大学 上村靖司 教授】 「雪の中で1台止まってしまうと、後続の車も次々止まって、その周りにさらに雪が降り、大規模滞留になってしまう」 そこで… 【齋藤正昂アナウンサー】 「国道8号の上り坂となっている部分では、立往生を受けて、新たに融雪装置が備えられるようになりました」 柏崎市米山台付近は地形の問題で消雪パイプが設置できないことから、国土交通省は去年、道路を暖めて雪を溶かすため、遠赤外線の照射装置や道路の下にはカーボン発熱シートを設置。実際に雪が溶けている様子も確認できました。 想定を上回るドカ雪によって2020年にも関越道で大規模な立往生が発生している県内。国などは大雪が予想される場合には不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。
NST新潟総合テレビ