Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

生命保険会社の健全性の指標のひとつ「ソルベンシー・マージン比率」2019年度の生命保険42社の数値は?

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
ファイナンシャルフィールド

新型コロナウイルス感染症の影響が出始めた頃に2019年度が終わり、生命保険会社の決算資料がそろいました。2019年度は新型コロナウイルス感染症の影響だけでなく、超低金利や税制変更等、多くの生命保険会社にとって非常に厳しい1年となりました。 どのような結果になったのか、今回は決算資料から生命保険会社各社のソルベンシー・マージン比率について確認します。

ソルベンシー・マージン比率は27社が前年比ダウン

2019年度の各生命保険会社の決算(案)資料からソルベンシー・マージン比率を確認し、表にまとめてみました。過去と比較できるよう、前年度(2018年度)の比率と前年度に対する増減率も載せておきました。 ソルベンシー・マージン比率とは、生命保険会社の健全性を確認する指標の1つで、保険金等の支払余力がどのくらいあるかを表しています。単位は%で表記しています。比率は高く安定しているほうが良く、200%を下回ると監督当局によって早期是正措置がとられます。 2019年度は、はなさく生命が開業し、他に3社の社名変更があり、アリアンツ生命がイオン・アリアンツ生命へ、ソニーライフエイゴン生命がソニーライフ・ウィズ生命へ、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命がSOMPOひまわり生命へ変わっています。

2019年度のソルベンシー・マージン比率が最も高い生命保険会社は、新規開業したはなさく生命の1万3743%です。2番目のイオン・アリアンツ生命(3238%とは1万%以上の差があります。新しい生命保険会社は比較的高い比率になりやすいので、はなさく生命の来年の比率を確認したいところです。イオン・アリアンツ生命はイオンとの合弁により資本が増強されて、比率が大幅に上昇しています。 ソルベンシー・マージン比率を前年度と比較すると、14社が上がり、27社が下がっています。それでも19社は1000%を超えており、健全性の目安となる200%を下回る保険会社は1つもないので、加入している保険会社がすぐに破綻するような心配はありません。ネオファースト生命は大きく下がっていますが、2020年に入ってからすでに資本増強をしているので、1年後はおそらく上がっているでしょう。

【関連記事】