どうする『初詣』? 県内の寺院・神社は... 善光寺「密を避けるため年内に」 ご利益ある??
感染が拡大する中で、長野県内の寺院や神社は「二年参り」や「初詣」の準備を進めています。善光寺では密をさけるため「年内の参拝」も呼びかけています。 善光寺では3日、達磨や守護矢など新年の縁起物70種類に魂を入れる「開眼法要」が行われました。新年の準備が進む一方、気にしているのは「2年参り」や「初詣」です。 例年、大晦日から三が日にかけ、55万人が訪れる善光寺。密になることが予想され「分散参拝」を呼びかけています。 善光寺事務局次長・八波和弘住職: 「12月のうちにお参りいただける方はしてほしい」 12月中からと話しますが、ご利益はあるのでしょうか? 善光寺では、本尊の善行寺如来が年を越す儀式「御越年式」のあと「新年」の扱いになります。ことしは今月19日深夜から20日未明にかけ行われるため、「20日以降の参拝」ならば「初詣」になるということです。 事前の人数制限などは行わない方針ですが、今月下旬からライブカメラで混雑状況を知らせたり、参拝のルートを従来の1つから2つに増やすなどの対策も行う予定です。 安曇野市の穂高神社でも準備を進めています。臨時の賽銭箱を設置し、その前には参拝者が行列を作り密にならないよう線や足型の目印を付けました。 穂高神社権禰宜・等々力良勝さん: 「新型コロナ感染症防止に早めに準備して足りないところを補っていって、安心してお参りできるように準備を進めている」 穂高神社は例年三が日には、およそ10万人が訪れます。やはり「分散参拝」を呼びかけていて、縁起物授与の受付時間も例年より30分延長する予定です。 上田市の北向観音は縁起物の販売方法で対策しています。 (記者リポート) 「北向観音ではこの辺りにテントを増設し、お守りの販売場所を増やします」 境内の一角にはお守り売り場を増設するほか、ホームページにオンラインショップを設け、お守りの販売や護摩の郵送の受付を行っています。 各寺院や神社はそれぞれ初詣対策を進めていますが、参拝者にはマスク着用など基本的な感染対策の徹底を求めています。
長野放送