ウニクレディトとコメルツ銀、統合なら厳しく精査へ=独連銀総裁
[ベルリン 13日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのナーゲル独連邦銀行(中銀)総裁は13日、伊大手銀行ウニクレディトが独コメルツ銀行の買収を提案すれば、当局が「非常に注意深く審査する」と表明した。 ウニクレディトは今週、コメルツ銀株の9%を取得したと発表した。一部はドイツ政府が売却した分で、消息筋らによると、意表を突かれた政府高官らは不快感を示し、コメルツバンク幹部も反発している。 ナーゲル氏は国内公共ラジオとのインタビューで、経営統合する銀行のビジネスモデルが互いに補完し合い、合併後の銀行が競争力を持つことが最も重要と述べた。 「監督当局もこれを非常に注意深く調査するだろう」と語った。 「強くてしっかりした銀行が必要なのは明らかだ」と指摘。「この場合、どのように堅固で強力な銀行市場を確保するかにもかかっている。当事者が責任ある行動を取ると確信している」と述べた。