羽生善治九段（左）と三浦弘行九段

　将棋の順位戦B級1組6回戦・羽生善治九段（53）対 三浦弘行九段（50）戦が9月25日、東京・渋谷区の将棋会館で行われている。名人戦七番勝負などタイトル戦の大舞台でも激突した両者による注目の一戦で、白星を飾るのはどちらか。本局の先手番は三浦九段。 【中継】羽生九段VS三浦九段 注目の一戦（生中継中） 　羽生九段は、1985年12月に四段昇段。竜王戦1組（1組以上：35期）、順位戦B級1組（A級以上：29期）。タイトルは歴代最多の99期を誇り「七冠独占」「永世七冠」など、数々の大記録を打ち立てた将棋界のスーパースターだ。名人位は通算9期で、十九世名人資格を保持している。今期のB級1組は開幕2連勝と好発進を遂げたものの、3回戦から3連敗中。折り返し地点となる本局で白星を飾り、後半戦への足掛かりとしたい。 　三浦九段は、1992年10月に四段昇段。竜王戦3組（1組：13期）、順位戦B級1組（A級：19期）。獲得タイトルは棋聖で1期、棋戦優勝は3回。ストイックに将棋研究に取り組み、時間さえあれば詰将棋を解いているという話もファンの間では有名だ。「みうみう」の愛称で呼ばれることもある。今期の順位戦は、1勝4敗と苦しい位置取りに。何としてでも、ここからの巻き返しを図りたいところだ。 　両者の公式戦対戦は、1995・96年の棋聖戦五番勝負、2010年に行われた第68期名人戦七番勝負と3期のタイトル戦を含む全51局で、羽生九段が40勝11敗と大きく勝ち越している。直近の対戦は今年3月に行われた順位戦B級1組13回戦で、羽生九段が現在3連勝中だ。注目の対決となった本局は、三浦九段の先手で「相掛かり」の出だしに。両者がどのような構想を描いているか、今後の進行から目が離せない。 　持ち時間は各6時間。 【昼食メニュー】 羽生善治九段　たんめん 三浦弘行九段　チキンときのこと南瓜の秋のココナッツカレー、ラッシー 【昼食休憩時の残り持ち時間】 ▲三浦弘行九段　4時間37分（消費1時間23分） △羽生善治九段　5時間24分（消費36分） （ABEMA/将棋チャンネルより）