Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

半沢直樹を見てしみじみ思う…部下に責任を押し付ける上司が出世する説

配信

現代ビジネス

 7月19日、いよいよドラマ『半沢直樹』がスタートする(TBS日曜劇場/夜9時~)。2013年に社会現象となった人気作の続編だが、7年ぶりということもあって、「半沢直樹…どんな話だったっけ?」「そもそも見てなかったんだけど…」という方もいらっしゃるだろう。 【マンガで読む】漫画版「半沢直樹」大増量で無料公開中!  本記事では、書評家の村上貴史さんに、『半沢直樹』の魅力を、ゆる~く解説してもらう。ドラマや原作未読の方も是非お楽しみください! 

5億円ですよ、5億

 5億円って、実感あります? 100万円の札束にすると500個。積み上げると高さがはだいたい5メートルになります。自分の身長よりずっとずっと高いですし、そもそも、庶民の部屋だと天井が低くてそんなに積めません。だからといって500円玉にすると、今度は10万個。重さにすると7トンです。とてもとても一人で持てる重さじゃない。  とまあ、5億円というのは、そんな風に数字遊びしてみたくなるような、“非日常的な”金額です。特に、おそらくは大多数の個人としては……。で、この金額が、半沢直樹という一人の人間にずっしりとのしかかってくるのが、『半沢直樹1 オレたち花のバブル組』という小説です。というわけで、どんな具合にのしかかってくるのかをご説明しましょう。  東京中央銀行大阪西支店の融資課長である半沢直樹は、支店長の浅野匡に叱られてしまいます。5億円を融資した西大阪スチールという会社が不渡りを出したからでした。このまま貸したお金を返してもらえないと、銀行としては困ったことになります。困ったことになると、誰かが責任を取らねばならないんですが、出世のことしか頭にない浅野支店長は、自分が責任を取ることなど一切考えません。もちろん、自ら先頭に立って債権回収に必死になったりもしません。  では何をしたかというと、半沢直樹に債権回収の責任を押し付けたんです。それも、「そもそも半沢君の無様な仕事が原因だよね」という態度で、半沢を叱り、自分の安全をしっかり確保するように動くんですよ。安全第一ってわけです。

【関連記事】