佐々木朗希争奪戦にパドレス不敵な自信…身内への接触を把握し《キナ臭いことをしている》とヤンキースも警戒
「我々は非常にいい位置につけていると思う。彼(佐々木)にとっては球団初のワールドシリーズ制覇に貢献し、伝統をつくるチャンスなんだ」 【顔を見る】ロッテがイヤだった?当時話題になった朗希、ドラフト1位指名された瞬間の何とも言えない「表情」 日本時間10日、メジャー関係者が一堂に会するウインターミーティング初日、佐々木朗希(23)の争奪戦に関してこう言ったのはパドレスのシルト監督。 「ダルビッシュ有(38)や松井裕樹(29)を獲得し、プレラーGMは日本語を話すようになった。(球団アドバイザーの)野茂もいる。我々は佐々木を迎え入れるうえでチャンスを与えてくれるさまざまなものを手にしている。(佐々木との交渉に)ダルビッシュは関与するでしょう」と自信タップリなのだ。 昨年、大谷翔平(30)との交渉過程をペラペラとしゃべって球団関係者にたしなめられたドジャースのロバーツ監督がひと言、「話せない」と貝になったのとは対照的だ。ドジャースには佐々木との密約説がある。うかつに話すわけにいかないドジャースはもちろん、佐々木を狙うヤンキースもパドレスを警戒しているという。 「今季中、パドレスのフロント幹部が度々来日しては佐々木の登板をチェック、グラウンド外でも暗躍していたというのです。パドレスは佐々木と親しい関係者やマネジメントを担当する広告代理店関係者にも接触したといいますからね。ヤンキースのフロントは、そんなパドレスの動きを把握して『キナ臭いことをしている』と言ったのです」(米球界関係者)
ダルは佐々木とLINEでやりとりする間柄
昨オフ、大谷と山本由伸(26)のドジャース入りに、だれよりも悔しがったのがダル。自身の音声配信サービスで、「大谷くんも山本くんも、もしパドレスが契約できるなら日本人で集まってドジャースを倒したいっていうのがあった」「(2人のド軍移籍が決まって)正直、力が抜けた」と言ったほど。 ドジャースに負けたくないという気持ちの強さは今年のポストシーズンの投球でも明らかだ。ドジャースとの地区シリーズ2試合に先発して1勝1敗、防御率1.98。計13回3分の2を投げて6安打3失点と強力打線を抑えている。佐々木とはLINEでやりとりする間柄。ともにドジャースをやっつけて、「世界一の投手になりたい」という佐々木の夢を実現させる道筋をつけようと一肌脱ぐのは想像に難くない。 ◇ ◇ ◇ ところで、ドジャース山本由伸の親とも親しい佐々木の母親とは、どんな人物なのか。昨オフは佐々木と一緒になって「メジャーに行かせてくれ!」と泥沼交渉劇を繰り広げたが、なぜ「母親」が首を突っ込んでいたのか。当時の全内幕とは。 ●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳細に報じている。