F1技術を結集した究極のオープンカー、メルセデスAMG『ピュアスピード』発表
メルセデスAMGは、究極のオープンカー『PureSpeed(ピュアスピード)』を欧州で発表した。この車両は、メルセデスベンツの新たな限定シリーズ「Mythos(ミトス)」の第一弾モデルとなる。 F1技術を結集した究極のオープンカー
ピュアスピードは、ルーフとフロントガラスを完全に排除した2シーターのパフォーマンスカーだ。メルセデスベンツのモータースポーツの伝統を称えるこのモデルは、250台の限定生産となる。
デザイン面では、低いシルエット、長いボンネット、そして特徴的なシャークノーズを持つ低いフロントエンドが特徴的だ。フロントグリルはメルセデスAMG の電動ハイパーカー『ONE』を彷彿とさせるデザインとなっている。
安全面では、F1由来のHALOシステムを採用している。これは従来のAピラーの代わりに使用される頑丈な鋼管ブラケットで、事故時にドライバーの頭部を保護する役割を果たす。さらに、2つの剛性ロールバーも備えており、乗員の安全性を高めている。
パワートレインには、AMG製4.0リットルV8ツインターボエンジンを搭載。最高出力430kW(585ps)、最大トルク800Nmを発生し、0-100km/h加速は3.6秒、最高速度は315km/hを誇る。
トランスミッションには、AMG SPEEDSHIFT MCT 9Gを採用。ウェットスタートクラッチがトルクコンバーターに代わり、車両重量の軽減と加速時のレスポンス向上を実現している。
さらに、AMG Performance 4MATIC+と呼ばれる可変式の四輪駆動システムを搭載。前後輪間のトルク配分を最適化し、あらゆる条件下で高い走行安定性と安全性を追求している。
レスポンス 森脇稔