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バンコクの日本食店が苦境 コロナ禍で見つけた“かけがえのない絆”「恩返しというと偉そうですが…」

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新型コロナウイルスは、海外で商売をする日本人にも打撃を与えています。そんな中、世界で2番目に多く日本人のいる都市、バンコクで、一つのサイトが生まれました。経営に苦しむ日本食レストランを助けようと、デリバリー情報などを発信するもの。立ち上げたのは、現地に住む日本人起業家たちでした。支援した人たちも自らの事業がコロナで大打撃を受ける中での活動。現地では、困ったときに助け合う連携の輪が生まれていました。(ヤンゴン支局長兼アジア総局員・染田屋竜太) 【画像】行った人ならわかる「異常さ」コロナで静まりかえったバンコクの歓楽街「タニヤ」

情報集め「みんながヒーロー!!」

3月末に立ち上がったのは、「みんながヒーロー!!」と題されたサイト(https://teachme.jp/88343/manuals/8316587)。営業時間、デリバリー対応時間、連絡先など40店以上の情報が集まっています。口コミやSNSで広がり、多くの人がサイトの情報を使っているといいます。 立ち上げたのは、いずれもタイで起業した日本人です。 西田征悟さん(41)は10年ほど前、タイでレシート紙の工場をつくり、コンビニや飲食店などに卸しています。今年3月22日、バンコク首都圏を中心に飲食店の店内営業が禁止され、取引先の日本食料理店が苦しんでいる現状を見た西田さんは、レシート紙の飲食店への無料配布を思いつきました。 日本食レストランの力になる手はないか。そう考えた西田さんが見つけたのが、飲食店情報を集めたサイトをつくるというアイデアです。もともとは、日本人起業家でつくる「WAOJE(World Association of Overseas Japanese Entrepreneurs)」というグループ内からの発案でした。 どう実現するか、悩んでいた時、西田さんが頼ったのが小田原靖さん(51)です。タイの日本人コミュニティーで知らない人はいないという経営者です。米国の大学卒業後、1994年にタイで人材紹介会社「パーソネルコンサルタント」を設立。タイの人材会社で紹介数が最も多い会社に成長させました。 西田さんの頼みに小田原さんは二つ返事でオーケーし、自社のスタッフでサイトを運営することに。政府の規制緩和などに合わせて営業時間などは頻繁に変わるため、連絡を受けながら毎日のようにサイトを更新し続けているといいます。

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