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伊勢谷友介は叩かれすぎか?薬物依存の問題点を専門家に聞く

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bizSPA!フレッシュ

 俳優の伊勢谷友介被告が大麻取締法違反で逮捕・起訴されました。違法薬物を使用して検挙される著名人はいつの時代にも絶えることがありません。違法薬物使用は、アルコールなどと同様に依存症における嗜癖(しへき)問題として語られることが多いですが、専門家はどう見るのでしょうか。  これまでさまざまな依存症の問題に長年取り組んできた精神保健福祉士・社会福祉士(大船榎本クリニック精神保健福祉部長)の斉藤章佳氏に話を聞きました。

海外と比べると圧倒的に少ない

「警察庁の薬物事犯検挙者数の推移をみてもわかるように(2015年2101人、2016年2536人、2017年3008人、2018年3578人、2019年4321人)、若者の大麻使用者数は増えてきている印象があります。それに対して、覚せい剤をはじめとしたハードドラッグの使用数は減少傾向にありますね」  大麻は、覚せい剤など他の違法薬物と比べて安価であること。そして海外の一部の国では所持や自己使用が認められていること、ネットで購入したりクラブ等で流通していて、比較的手軽に手に入りやすいことが増加の要因なのではないかと、私は分析しています」  世界的に見て、日本における違法薬物使用者の推移は「海外と比べると圧倒的に少ない」という。 「米国だと、生涯で何らかの薬物を使用する人の割合は、全体の48%以上とされていて、これは街中を歩いている2人のうち1人が薬物の使用経験があることになります。  オバマ前大統領も過去に大麻を使用していたことをカミングアウトしているくらいで、米国では非常に薬物との距離が近いんですよね。それに比べて、日本では2.4%程度、100人のうち大体2人。  これは、我が国の薬物犯罪に対する取り締まりの厳しさ、それから欧米などと比較しても刑罰の厳しさが一定の成果をあげているといえるのではないかと思います。しかし、一方で薬物依存症になった人はマイノリティとして社会の中で非常に孤立しやすく、排除されやすい対象になってしまうという現実もあります」

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