「完全優勝でもS級点足りない」望みつなぐためには“勝ち”しかない! 昇格へ勝負駆けの26歳競輪選手/熊本ミッドナイト
熊本競輪のミッドナイト「リンカイ!熊本愛カップ(F2)」が6日に初日を開催。A級予選、6Rを走った小柳智徳(26歳・長崎=123期)に話を聞いた。 打鐘からの巻き返しに番手の松永真太が離れ、番手に菅田謙仁ら別線がハマる嫌な展開となったが、最後の最後まで踏み続け菅田に先着を許さなかった。 「風が無かった分、ペースに入れて踏み直しもできました」と堂々たる裸逃げだった。 内容が伴う1着スタートにも、そこまで笑顔はなかった。 「今期の競走得点は90.2点ぐらい。計算したら今回、完全優勝してもまだS級点に足りないんですよ。だからもう上げるしかないんです」と90点後半から91点前半と目されるS級点ゲットがかかっているからだ。次の開催へ望みをつなげるためにも今シリーズはぜひとも完全優勝が欲しい。気持ちのこもった運行で準決7Rに挑む。(netkeirin特派員)