渡辺満里奈さんら「更年期」を語る、女性ホルモン枯渇で「砂漠です」…元アイドルでも「皆通る道」
モデルや女優たちが自身の更年期症状について、SNSや雑誌などで発信しています。「大人の女史会」というプロジェクトを発足し、更年期に関する発信を続ける歌手の野宮真貴さん(62)、モデルの松本孝美さん(57)、タレントの渡辺満里奈さん(51)に、それぞれの症状や包み隠さず語る理由などを聞きました。 【写真】ラジオ番組に出演する3人。「更年期世代に向けた商品開発もしたいよね」と話が尽きない
毎日痛い場所が変わる、知らない間に骨がスッカスカ
――更年期は閉経前後の10年間を指します。ホルモンが減少し、ほてりや動悸(どうき)など心身の不調が生じることもあります。皆さんはどんな症状がありましたか?
野宮:ホットフラッシュはありましたね。首の後ろあたりがかーっと熱くなって、スタジオに入ると汗が出てきて。あとは、関節痛。今日はここが痛いけど、次の日は痛い場所が移動する。指の曲げ伸ばしに違和感がある「ばね指」もなりました。色んな所に色んなことが起こるから予測不能ね。56歳の誕生日会でボウリング大会をしたら転んで手をついて、骨折しました。骨密度を計測したら、年齢の平均より低かったんです。女性ホルモンの減少によるもので知らない間にスッカスカになっていて、怖くなりました。
渡辺:私は特に目立った症状、不調はないんです。ただ、眠りが浅くなりました。それと、PMS(月経前症候群)はなかったのに、今になって、イライラしたり、気分が落ち込んだりしています。
――「大人の女史会」を2019年に発足させ、雑誌やSNSで情報発信を始めたのはなぜですか。
渡辺:同じ事務所の縁で、食事をした際に、(野宮)真貴さんがご自身の更年期の話を笑いも交えて教えてくださって、更年期を楽しく乗り越えていけたら、という話になりました。
野宮:更年期にさしかかった頃に、歌が歌える体と心を維持するために、この不調を乗り越えなきゃ、と自分なりに学びましたね。何て知らないことばかりなの、と気づき、勉強しながらみんなで解決していこうと考えました。
積極的に「緑化計画」、隠すこともない時代かな
――更年期に関する雑誌の連載もしていて、血液検査を受けて女性ホルモンが「枯渇」していると指摘されたとか。