知らず知らず出費もカロリーも多くなる!? コンビニスイーツの「自分へのご褒美」
「コンビニのスイーツやコーヒーが日々の自分へのご褒美」という方も多いのでは? 日々の仕事や家事、育児に疲れたとき、自分の生活圏内ですぐにご褒美が手に入れられるのはありがたいものです。 その一方で、手軽過ぎるゆえ「頻繁に買い過ぎて出費が増えた」「スイーツに求めるレベルが上がってしまった」という悩みも。今回は、アンケート調査の結果も含めながら「自分へのご褒美」について考えます。
「自分へのご褒美」で虚しい気持ちに!?
次々と新作が出てくるコンビニスイーツ。SNSやネットの記事では新作スイーツのレビューも多く、目新しくおいしそうなスイーツを見ながら「明日は絶対これを食べる!」と意気込んでしまうものです。 ところが新製品は数多く出るので、これを繰り返すと自分へのご褒美の頻度も気付かぬうちに増えてしまいます。ほんとうなら「週末」や「いつもより頑張った日や疲れた日」だけでいいはずなのに、週に2~3回、いや4回、5回と増えてしまう…なんてこと、身に覚えがありませんか? ご褒美級のスイーツは、お値段も高め。安いものなら1個150円前後から、高いものだと300円オーバー級も。たとえば200円前後のご褒美スイーツを週に3~4回買えば、それだけで600~800円に。月に換算すると約3000円にもなるのです。 加えて、ご褒美の頻度が多いと、スイーツに望むレベルも上がります。はじめは「シュークリームやエクレア」が自分へのご褒美だったものの、今では「カップケーキやロールケーキ級でないとご褒美として満足できない」とレベルアップ。当然お値段も、カロリーも上がってしまいます。 それに、求めるもののレベルが上がるほど、お目当てのものがないとガッカリしてしまいます。そうして並んでいるスイーツを眺めながら、「昔はシュークリームでも満足できていたのに」なんて思うと、どこか虚しさや違和感も感じるのです。
みんなはいつ、どんな自分へのご褒美をしてる?
周囲の人がいつ、どんなものを自分へのご褒美としているかも気になりますよね。 株式会社アスマークが2019年9月に発表した「自分へのご褒美に関するアンケート調査」によると、「自分へのご褒美」を行うタイミングで多いのは、上から順に「ストレスがたまったとき」「リフレッシュしたいとき」「疲れがたまったとき」「週末に1週間頑張ったと思ったとき」「仕事で成果が出せたとき」。 週末や仕事の成果といった目に見える形式よりも、「ストレス、リフレッシュ、疲れ」といった感覚の方が上にきていることが分かります。これは実感している方も多いのではないでしょうか。 ご褒美内容は男女で差があり、女性はいつもより高いお菓子や服・装飾品が目立ちますが、男性はいつもより高いお菓子の他に、お酒や飲みに行くことにもご褒美になるようです。 ではそのご褒美がどれだけ持続するかというと、お菓子は1日、お酒や服や装飾品は2日~1週間未満。自分へのご褒美効果の多くは1日程度で、それほど長く持続しないのが特徴的でしょう。