【1966年生まれのクルマたち】ガレージに13台のコレクション「私にとってスバル1000は、特別なクルマの1台です」|1968年式 スバル 1000 デラックス
【1968年式 スバル 1000 デラックス】 オーナーは、スバル360やヤングS Sを乗り継いだ後、クルマ雑誌の個人売買欄でこのクルマを見つけた。カギすらなかった不動車を幼い子ども2人を連れ、家族4人で栃木県まで引き取りに行き、エンジンがかかるようになるまで自分で整備。そこから先のブレーキ修理や板金塗装、インテリアの修復はクルマ屋に依頼している。 実はこのクルマの他にも、自宅ガレージと貸し倉庫の2カ所に分けて旧車を所有しており、コレクションはスバルとシトロエンを中心に13台になる。 >>【画像20枚】シャープなフロントグリルとシンプルにまとめられたヘッドライトなど 「私にとってスバル1000は、複数ある中の特別なクルマの1台です。家族と一緒に出かけることが多かったクルマなので、妻や子どももスバル1000だけは手放さないでほしいと言っています。購入した時からブレーキのオイル漏れやブレーキロックなど、ブレーキ系の不具合に苦労していますが、これからも大切に維持していきたいと思います」。 50年が経過した今も素晴らしいコンディションを保ち、快調に走るスバル1000。これから先も子どもたちが乗り続けて、次の世代まで大切に引き継がれていくことだろう。 OWNER’S VOICE/2つの空間に10台以上の旧車をコレクション オーナーは東京近郊の2カ所に13台をコレクションしている。スバル車はサンバー、レックス、インプレッサ。シトロエンはID19、GSクラブ、BX16バルブ。そのほか、モーガン4/4、156ツインスパーク、ホンダ ビートなども所有。それもきちんと整備し、屋内保管しているのでコンディションがいい。スバル1000は、予備としてエンジン2基を保管する。 1968年式 スバル 1000 デラックス(A12) SPECIFICATIONS 諸元 全長 3930mm 全幅 1480mm 全高 1390mm ホイールベース 2420mm トレッド前/後 1225 / 1210mm 最低地上高 180mm 車両重量 685kg 乗車定員 5名 最高速度 135km / h 登坂能力sinθ 0.355 最小回転半径 4.8m エンジン型式 EA52型 エンジン種類 水冷水平対向4気筒OHV 総排気量 977cc 圧縮比 9.0:1 最高出力 55ps / 6000rpm 最大トルク 7.8kg-m / 3200rpm 変速機 前進4段 / 後退 1段 フルシンクロ 変速比 1速 3.540 / 2速 2.235 / 3速 1.524 / 4速 1.038 / 後退 4.100 最終減速比 4.375 燃料タンク容量 36L ステアリング型式 ラック&ピニオン サスペンション 前/後ウイッシュボーン式独立懸架 / トレーリングアーム式独立懸架 ブレーキ前/後 デュオ・サーボ(自動調整式) / リーディング・トレーリング(自動調整式) タイヤ前後とも 6.15-13 4PR(扁平タイヤ) 発売当時価格 49.8万円 初出:ノスタルジックヒーロー 2016年12月号 Vol.178(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部
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