陸上未経験から初の総合優勝 鶴ケ城ハーフマラソン女子40歳代の部・福島県鏡石町の角田さん 「来年も完走したい」
6日に開かれた会津若松市鶴ケ城ハーフマラソン大会では、福島県鏡石町の角田美智子さん(42)=スリーエフRC=がハーフ女子40歳代の部で優勝し、女子の部で初の総合優勝を果たした。「初心者だった自分がここまで走れるようになったことを証明し、誰かの挑戦のきっかけになれたらうれしい」と達成感を見せた。 陸上は全くの未経験だった。子どもが絵画コンクールで入賞し喜ぶ姿を見て、自分も何かを成し遂げたいと感じた。夫がダイエットを始めた時期も重なり、2015(平成27)年からランニングを始めた。始めて間もない頃は1キロも満足に走れなかった。子どもの送迎時間などの合間を縫い、走り込んだ。着実に力を付け、大会の上位に名を連ねるようになった。 今大会は前日まで県内外の各種大会に出場し、疲労が蓄積していたという。だが序盤から前を走っていた男性ランナーの集団に付いていくことを意識。1時間25分を切る目標を掲げ、1時間24分49秒でフィニッシュラインを越えた。「来年も楽しく完走したい」。走りへの揺るぎない愛がにじんだ。
(県南版)