「ボーナスで手に入れたい一生モノ」2024年のウォッチシーンを象徴する“珠玉の5本”は?時計ジャーナリストがトレンドワードとともに徹底解説
2024年のトレンドワード3「定番に+αな付加価値」
チューダー ブラックベイ 58 GMT ¥643,500(左)、¥613,800(右) マスター クロノメーター認定を受けた新作モデル。スノーフレーク針やウォームカラーの両方向回転ベゼル、優れた防水性能などの特徴はそのままに、GMT機能を新たに搭載した。ケース径39mm、200m防水、自動巻き リューズトップには、ブランドを象徴するチューダーローズのレリーフを刻印。細部にまでこだわりが行き届いている。 GMT針が追加され、第二時間帯の確認が可能に。それぞれの針のデザインが大きく異なるため、視認性にも優れている。 「すでに高い実力を備えた人気作に、さらなる付加価値を加えたモデルが続々と登場した一年。チューダーを代表するモデルのひとつである『ブラックベイ 58』にも、GMT仕様が加わりました。さりげなくも絶対的な魅力を秘めており、選択肢を増やしています」(横山さん)
2024年のトレンドワード4「彩り豊かなグラデーションダイヤル」
キングセイコー KS1969[Ref.SDKA021] ¥396,000 1969年に発表されたヘリテージモデルを進化させた新作。個性的なクッション型ケースや多列ブレスレットが魅力的。矢羽根の形をした12時位置のインデックスも特徴的。ケース径39.4mm、5気圧防水、自動巻き 先端部が薄くなった特徴的なクッション型ケースはクラシックな印象。ダイヤルカラーも相まって、上質な雰囲気を醸成する。 グラデーションによって深いグリーンを表現したダイヤルカラー。緑豊かな都市である東京の姿を表現したという。 「1960年代の人気作を再解釈したいわゆる復刻系で、丸っこい懐古調のフォルムとトレンディなグリーンダイヤルの取り合わせがファッショナブル。さりげなくも斬新なグラデーション仕上げのニューカラーが、キングセイコーの魅力をいっそう引き立てます」(川口さん)
2024年のトレンドワード5「クワイエット・ラグジュアリー」
ノモス グラスヒュッテ タンジェント 38 デイト 31 Colors ¥385,000 ブランドを象徴する薄型のスモールセコンドモデルをカラフルな特別色で用意。陽気で親しみやすさがありながら、落ち着いたデザインに仕上げている。175本限定。ケース径37.5mm、3気圧防水、手巻き 柔らかなクリームホワイトの文字盤はサーカスのステージを表現。ブルーとレッドの差し色が気品と陽気さをもたらす。 クロノメーター規格値で調整されたノモススウィングシステム搭載のムーブメント。ケースバックから美しい姿を楽しめる。 「トレンドである小径化と薄型化、シンプル化をベースに、カラーリングに凝ったダイヤルも増加。このモデルはケース径37.5mmという小ぶりなサイズ、かつ比較的薄型で、そこにカラフルなダイヤルを配置することで従来モデルとは一味違う魅力を持たせています」(名畑さん)
取材・文/横山博之 撮影/村本祥一(BYTHEWAY) スタイリング/栃木雅広(quilt)
MonoMaxWeb編集部
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