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ヴェネチア国際映画祭、サーチライト・ピクチャーズ最新作『ノマドランド』が金獅子賞受賞

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 第77回ヴェネチア国際映画祭の授賞式が現地時間9月12日に行われ、サーチライト・ピクチャーズ最新作『ノマドランド』が最高賞となる金獅子賞を受賞した。同作は2021年1月に日本で公開される。 【写真】『スリー・ビルボード』で主演女優賞受賞! オスカー像を手にするフランシス・マクドーマンド  映画『スリー・ビルボード』や『ジョジョ・ラビット』などを手掛けたサーチライト・ピクチャーズが手掛ける最新作『ノマドランド』は、ジェシカ・ブルーダーによるノンフクション『ノマド:漂流する高齢労働者たち』(春秋社刊)が原作のロードムービー。  主人公は、リーマンショック後、企業の倒産とともに、長年住み慣れたネバダ州の企業城下町の住処を失った60代女性ファーン。彼女は、キャンピングカーに全ての思い出を詰め込んで、車上生活者、“現代のノマド(遊牧民)”として、過酷な季節労働の現場を渡り歩くことを選択。その日その日を懸命に乗り越えながら、往く先々で出会うノマドたちとの心の交流とともに、誇りを持った自由な旅を続けていく。  主人公ファーンを演じるのは、映画『ファーゴ』と『スリー・ビルボード』で2度アカデミー賞主演女優賞を受賞し、2018年3月に行われたアカデミー賞授賞式では、全ての女優・女性監督・映画製作者たちに自分たちのストーリーを世界に送り届けるよう呼びかけて感動を与えた名女優フランシス・マクドーマンド。撮影ではマクドーマンド自らが実在のノマドたちの中に身を投じ、ドキュメンタリーとフィクションの境界を超えた新しい表現ジャンルを開拓。主演だけでなく製作としても携わるマクドーマンドの渾身の意欲作に仕上がっている。  メガホンを取るのは、アメリカ西部に生きるロデオライダーたちの姿を力強くも痛切に描いた映画『The Rider(原題)』でインディペンデント・スピリット賞の作品賞・監督賞ほか4部門にノミネートされ、マーベル・スタジオが贈るアベンジャーズに続く最強ヒーローチームを描いた超大作『エターナルズ(原題)』(2021年劇場公開)の監督にも抜てきされたクロエ・ジャオ。『The Rider』でもタッグを組み、『ゴッズ・オウン・カントリー』(2017)では大自然の荘厳な映像美をスクリーンに焼き付けた撮影監督ジョシュア・ジェイムズ・リチャーズと共に、アメリカ西部の厳しくも壮大な自然や、路上の崇高な美しさのなか、一日一日を懸命に生き延びながらも、誇りを持って自由に生きるノマドの生き様を映し出す。  本作は9月11日(現地時間)に、第77回ヴェネチア国際映画祭、第45回トロント国際映画祭、LAにて開催されるテルライド映画祭主催のドライブ・イン・シアターなどで同時ワールドプレミアが行われ、上映後世界中のメディアから絶賛評が続出。ガーディアン紙は星5つの最高評価を付けて「実在する“ノマド”たちに自然と溶け込んでいくマクドーマンドの演技は、キャリア史上最高のパフォーマンスとも言える素晴らしさだ。また並外れた知性とスタイルで引き出されたプロットにも圧倒された。ジャオが手掛ける作品には偉大さが詰まっている」と評している。  今回の受賞を受け、マクドーマンドは「本当にありがとう。私たちチームみんなから、金獅子賞にお礼を言いたいです。素晴らしい。そして、知って欲しいのは、クロエ、サーチライト、全製作チーム、一緒に旅をした25人の仲間、私たちを生活に加えてくれた、バンで移動し続ける、ノマドたち…彼らの全ての息がこの映画を形作っていること、そうよね、クロエ?」と喜びのコメント。続いてジャオ監督が「はい。個人的なことでは、私のパートナーである、ジョシュア・ジェームズ・リチャーズ、私たちの撮影監督にも感謝したいです。彼なしではこの映画はできなかった」と語っている。  映画『ノマドランド』は2021年1月全国公開。

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